Criteo(本社:フランス)は、デジタル広告における機械学習技術の構築・実験・大規模導入に特化した研究開発拠点「Criteo AIラボ」をパリに設立した。同社は、このAIラボに3年間で2,000万ユーロ(約25億円)を投資し、汎用性と透明性を確保したユーザー中心型の機械学習モデルの構築に向けた研究に取り組んでいく。
新しく設立したAIラボでは、デジタル広告におけるパフォーマンス測定やベストプラクティスにおける業界標準の策定に向けた実験を実施するほか、データの適正な利用と社会的責任に関する議論をけん引していく。またデジタル広告業界の健全な未来のために、ツールをオープンソース化するだけでなく、様々な形式で成果を公表していく予定だ。
また同社は、AIラボの目標達成に向け、フランスでの事業規模を拡大し、AIの研究開発に取り組む人材の採用を開始。ユーザーと広告主、パブリッシャーを結ぶ体系を変え、次世代のデジタル広告テクノロジーを構築していく。
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