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動画マーケティング最前線2018

ホームページ来訪客を逃さない、購入を一押しする動画活用のポイント

朝日新聞社、イモトのWi-Fiも動画を活用!

 次の事例は、BtoCのサービスにおける事例です。こちらは、朝日新聞社のMeeting Terraceというパートナー探しサービスの利用手順映像です。

 こういったサービスを利用する前に不安はつきものです。実際に利用していることを周囲に公言する人も、現状ではまだ少ないでしょう。利用を検討しても、申込まで踏み切ることができず、顧客化につながらないというケースも多々あります。

 そこで朝日新聞社は、サービス利用までのイメージをマニュアル化した動画をホームページに掲載し、不安を軽減することを考えました。実写で表現すると、キャストのイメージで印象が左右される可能性がありますが、アニメーションで表現することにより、余計な感情を抱かせずに内容を理解することができます。

 もう一つ、BtoCの事例です。次は、エクスコムグローバル株式会社が展開するイモトのWi-Fiの利用マニュアル動画です。先述の朝日新聞社は、線画でのアニメーションを活用していましたが、こちらは黒板アニメーションとなっています。

エクスコムグローバル様_イモトのWi-Fi 利用手順マニュアル動画 from 株式会社プルークス on Vimeo.

 イモトのWi-Fiは、印象的なテレビCMでのプロモーションで認知度は上がったものの、新規顧客にとってはレンタルの手順などもわからず、利用までにハードルがありました。そこで、利用手順をアニメーションでシンプルに表現し、使いやすいサービスであることを印象づけました

動画の質を高めて、成約率の向上に成功!

 こちらもBtoCの事例です。株式会社よりそう(旧:株式会社みんれび)は、自社の葬儀サービスの利用手順や一日の流れを収録した質の高い動画をホームページに掲載し、サイト訪問者の成約率向上に成功しています

 葬儀の内容や費用についてよく知らない、わからないという顧客は多く、そういった方に少しでも安心した上で依頼してほしいと考えたことが、動画活用のきっかけです。そのためには、最後まで動画を視聴してもらうことが大事だと考え、質の高い動画制作を行っています。こちらの動画では、キャスティングから演出・脚本・音楽選定や監修まで、葬儀の世界観にこだわった構成にすることで、動画の平均視聴時間を約4倍に伸ばすことに成功しています

 各社ともプロモーションに力を入れ、さらには顧客も様々な選択肢の中から自らサービスを選ぶ時代。ホームページに訪れてくれた人を顧客化するためには、顧客がどの部分に不安を感じ購入に至っていないのかを分析し、その不安を解消していく必要性があります。

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この記事の著者

皆木 研二(株式会社プルークス)(ミナキ ケンジ)

 株式会社プルークス 代表取締役社長。デロイトトーマツグループにて経営コンサルティングに従事した後、2015年に動画マーケティングを支援する株式会社プルークスを創業。オンライン動画広告に強みをもち、これまで幅広い分野で500社2500本以上の動画制作実績を重ねている。企業向け動画専門ニュースメディア「動画アカデミー」の編集長も務める。

 ・株式会社プルークス:http://proox.co.jp/

 ・制作実績:http://proox.co.jp/works/

 ・動画アカデミー:http://video-academy.jp/

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2018/07/20 09:00 https://markezine.jp/article/detail/28847

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