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私のキャリア

任された仕事に見合う器の大きなマーケターになりたい

 広告・マーケティング業界で活躍する人物の職業人生、キャリアを伝える本連載。今回は、江崎グリコの曽谷有希氏を紹介する。新卒で化粧品メーカーへ入社し、営業を経て念願のマーケターに。そして江崎グリコでは商品開発も手がけ、同社の主力ブランド・ポッキーのファン作りを担う。着実にステップアップを続ける曽谷氏に、マーケティングという仕事の魅力を聞いた。

※本記事は、2018年7月25日刊行の定期誌『MarkeZine』31号に掲載したものです。

化粧品の営業からお菓子のマーケターへ

江崎グリコ株式会社
マーケティング本部 チョコレートマーケティング部 曽谷 有希(Yuki Soya)氏

立命館大学卒業後、2007年にカネボウ化粧品に入社。営業として大阪エリアを担当したのち、マーケティング職へ。コスメブランドのリニューアルに関わる。2014年、江崎グリコへ転職。マーケティング企画室を経て、2016年より現職。ポッキーブランドのマーケティング業務全般に従事している。

――これまでの経歴を教えてください。

 化粧品が好きで、マーケターとして商品開発をしたいという憧れがあり、新卒でカネボウ化粧品に入社しました。まずは営業として大阪エリアに配属され、4年目に念願のマーケティング部へ異動しました。マーケターとしてはじめて担当したのは、メイクアップブランドのコフレドールです。異動してすぐに大規模なリニューアルがあり、主に広告・販促プロモーション全般に携わりました。

 そして江崎グリコへ転職したのは、2014年のことです。入社後は、グリコ全体のマーケティング戦略を統括するマーケティング企画室での業務に関わりました。マーケティング企画室は、マーケターとしてこれから求められるスキルの開発やキャリア支援についての設計も行います。私は人財育成業務を担当し、研修制度の見直しのほか、全社に先駆けてキャリアパス制度やメンター制度の導入を進めました。2016年からはチョコレートマーケティング部へ異動し、ポッキーブランドのマーケティングを担当しています。

――グリコに転職された経緯は?

 前職のマーケティング本部は東京本社にあったため、私は4年ほど家族が住む京都と東京を行き来する単身赴任の生活を送っていました。しかし、2011年の震災をきっかけに家族と一緒に過ごしたいとの思いが日に日に強くなり、4年間単身赴任を続けた結果、地元の関西で働くことを検討しはじめました。また、化粧品は人の美しさを追求するもの。その視点になればなるほど、まず美しさには心と体の健康が必要だと考えるようになりまして。身近な食を通して健康に関わり、心身ともに美しい生きかたを提供できるような仕事をしたいと思い、キャリアを活かせる美容業界だけでなく食品業界も対象に転職活動を行いました。そして関西でマーケティングの仕事ができる職場としてご縁があったのが、江崎グリコでした。

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この記事の著者

マチコマキ(マチコマキ)

広告営業&WEBディレクター出身のビジネスライター。専門は、BtoBプロダクトの導入事例や、広告、デジタルマーケティング。オウンドメディア編集長業務、コンテンツマーケティング支援やUXライティングなど、文章にまつわる仕事に幅広く関わる。ポートフォリオはこちらをご参考ください。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

市川 明徳(編集部)(イチカワ アキノリ)

MarkeZine編集部 副編集長
大学卒業後、編集プロダクションに入社。漫画を活用した広告・書籍のクリエイティブ統括、シナリオライティングにあたり、漫画技術書のベスト&ロングセラーを多数手がける。2015年、翔泳社に入社。MarkeZine編集部に所属。漫画記事や独自取材記事など幅広いアウトプットを行っている。
...

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MarkeZine(マーケジン)
2018/07/25 14:15 https://markezine.jp/article/detail/28873

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