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イベントレポート

米セールスフォース幹部が語る、ユーザー視点のマーケティング戦略


Google アナリティクス 360との連携で、チャネルを横断したインサイト把握が可能に

 セールスフォースは今年6月、同社が提供するマーケティングプラットフォーム「Salesforce Marketing Cloud(以下、Marketing Cloud)」と「Google アナリティクス 360」が連携したことを発表した(参考情報)。Marketing Cloudのダッシュボード上でGoogleアナリティクスのデータが確認できるようになり、マーケターはチャネルを横断したインサイトの把握が一つの管理画面で可能になった。

Google アナリティクス 360と連携
Google アナリティクス 360と連携

 「Google アナリティクス 360との連携で、ユーザー一人ひとりに合わせたメールやWebコンテンツを提供することができるようになりました。ユーザーがどのタッチポイントで離脱したのかもダッシュボード上で確認できるため、効果的な施策を打つことができます。

 ここで重要なのは、集めたデータをユーザーにとって価値のあるやり方で利用するということ。ユーザーのデータを活用することに、マーケターは責任を持たなければならないのです。

 日本での展開はこれからですが、セールスフォースでは今年から『Consumer Rights Management』という、ユーザー自身が『自分のデータをブランドに対してどこまでオープンにするか』を選べるサービスも提供開始しています」

Mulesoftの買収により、既存システムとの連携が可能に

 また今年3月には、セールスフォースはアプリケーションネットワーク構築用プラットフォームを提供するMulesoftを買収している(参考情報)。これにより、Mulesoftのプラットフォームと、セールスフォースのプラットフォームをつなげることが可能になったのだ。

Mulesoftを買収
Mulesoftを買収

 このように、セールスフォースは様々な企業の買収・連携により、一貫した顧客体験を提供するためのプラットフォームを築き上げている。しかし、デイビス氏は重要なのはシステムではなく、活用する人間だと述べる。

 「テクノロジーは飛躍的に進化しています。しかし、忘れてはならないのは、未来を作るのはテクノロジーではなく、人間だということです。インテリジェントマーケティングを支えるのは、デジタルツールではなく、皆様なのです。

 我々はすばらしいアイデアと行動力で、新しい時代を形作る人々を『Trailblazer(トレイルブレイザー:先駆者)』と呼んでいます。これからこの第四次産業革命の最中において、すばらしい革新をもたらしている方々を紹介したいと思います」

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ユーザーのインサイトを捉えたサービスを

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この記事の著者

福島 芽生(編集部)(フクシマ メイ)

MarkeZine副編集長。1993年生まれ、島根県出身。早稲田大学文学部を卒業後、書籍編集を経て翔泳社・MarkeZine編集部へ。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2018/08/20 11:59 https://markezine.jp/article/detail/29008

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