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MarkeZine Day 2025 Retail

女性向けメディア特集

紙とデジタルの両方で“ゆったりとした時間の雰囲気”を表現する「ことりっぷ」の魅力

一つのブランドにまで成長したからこそのビジネス

――ブランドビジネスでは、コラボ商品の開発など様々な取り組みもされていますよね。

冨田:ことりっぷがブランドとして機能するようになってからは、特にコラボ商品の引き合いは多いです。正直、一つのガイドブックがここまでのブランドになるとは我々も思っていませんでした

 これまでに手掛けてきたコラボ商品には、お菓子・パン・飲料・時計・カバン・ステーショナリー・旅行グッズなどがあります。また、レストランのメニューを作ったり、旅行プランを作ったりというお話をいただくこともあります。

――Webマガジンでもタイアップコンテンツの制作・配信をされていますよね。

冨田:はい、旅行という一つのジャンルを長年携わっていますが、この業界でも広告主様の意識が紙からデジタルへとシフトしていることを感じています。もちろん、広告施策の目的によって、紙とデジタルの選択は異なりますが、我々は両方を同じブランドでご提供できるのが強みです。

 ことりっぷは、決してマスではありませんすごく狭くてコアなコミュニティです。この点は、大事にしている強みで、これからもっと推していきたいと考えています。

「ことりっぷする」が生まれるまでの10年とこれから

――紙もデジタルも、基本的には同じチームが編集されていると聞きました。両方で同じ世界観を届けるのには、クリエイティビティに工夫が必要だと思いますが、いかがでしょうか?

冨田:そうですね。最初は、Web上でのクリエイティビティに制限を感じることが多々ありました。Webと紙の違いで大きいのは、離脱です。スマートフォンの小さい画面の中で表現できることを考えながら、記事の長さやオチなどを工夫しています。

――最後に、今後の展望をお聞かせください。

冨田:今年10周年を迎えたことりっぷですが、ユーザーの間では数年前から「ことりっぷする」という表現が一般化しています。10年間を振り返ると、世の中の変化はとても面白いもので、2月に刊行したことりっぷマガジンでは、10年の歩みを年表にして記しています。たとえば、「女子旅」「歴女」などのワードが流行したり、ここ4~5年では「丁寧な暮らし」が出てきましたよね。

 この10年間で築き上げてきたことりっぷのブランドをブラッシュアップしながら、紙とデジタル、そしてこれからはより大きな規模のリアルイベントも含め、各々による相乗効果を生み出せればと思っています。

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この記事の著者

松崎 美紗子(編集部)(マツザキ ミサコ)

1995年生まれ。早稲田大学商学部を卒業後、新卒で翔泳社に入社。新入社員として、日々奮闘中です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2018/08/29 09:00 https://markezine.jp/article/detail/29012

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