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女性向けメディア特集

動画世代がマス層になる時が来る!F1層女子からの愛され方を『C CHANNEL』から探る

 女性向けメディアを取材し、メディアや読者の特性、コンテンツ作りにおける工夫、広告ビジネスの方向性などを聞いていく本連載。今回は、スマートフォンに特化した縦型動画メディアとしてF1層から支持を集める「C CHANNEL」をインタビュー。動画広告市場の盛り上がりや、F1層のスマートフォン事情などについて話を聞きました。

スマホに特化!縦型動画でF1層の支持を集める「C CHANNEL」

――今回は、女性向けの動画メディア「C CHANNEL」の広告事業 責任者の武藤さんと、国内メディア全般を統括している泊さんにお話をうかがっていきます。はじめに「C CHANNEL」について、簡単にご紹介いただけますか?

C Channel株式会社 執行役員 C CHANNELメディアセンター/プロデューサー 泊大輔氏
C Channel株式会社 執行役員 C CHANNELメディアセンター/プロデューサー 泊大輔氏

泊:C CHANNEL」は、女性が抱えている様々な課題を動画で解決する動画メディアです。ファッションやメイク、ヘアアレンジ、DIYなど女性の関心が高いテーマをコンパクトにまとめ、配信しています。コンテンツには、我々が制作するものと、クリッパー(タレント・読者モデルなどのインフルエンサー)が撮影・制作するものがあります。

動画はスマートフォンに特化し、すべて縦型で制作されている
動画はスマートフォンに特化し、すべて縦型で制作されている

 また、自社のWebメディアとアプリのほかに、YouTubeやInstagram、TwitterをはじめとするほぼすべてのプラットフォームおよびSNSにコンテンツを展開しており、最近ではTik TokやIGTVへの配信も始めました。

――幅広く展開されているんですね。では、「C CHANNEL」のユーザーについても、詳しくお聞かせください。

泊:「C CHANNEL」の強みは、F1層へのリーチ力にあります。基本的には、動画世代をユーザー層として、コンテンツの企画・配信を行っています。

 数値の部分では、SNSファン数が2,600万人、動画再生回数は月間6億を突破しました(2018年8月現在)。加えて、調査会社と実施した女性向けメディアの認知率・利用率調査によると、10代・20代で「C CHANNEL」の認知率・利用率が最も高いことがわかっています。

F1層の中でも二分化?「動画の文化」と「写真の文化」

――多数のプラットフォームへコンテンツを発信されているということですが、それぞれの配信面でユーザーにはどのような違いが見られますか?

泊:ユーザーの年齢層に違いがありますね。Facebookは20代後半のユーザーが多く、Instagramは18~24歳、YouTubeでは多少若年層の割合が高くなります。自社アプリはYouTubeに似ており、10代後半~20代前半の方に多く利用いただいています。

――大きく年齢が離れているわけではないのに、年齢層によってスマートフォンの使い方には違いがあるのですね。

泊:そうですね。InstagramとFacebookは、写真の文化が強い方たちが見ているのではないかと考えています。もっと若い年代の方たちは、写真より動画の文化ですよね。Tik Tokの流行ぶりからも、10代の女性は、いつでもどこでも動画を見る傾向にあることがわかると思います。

――SNSごとに動画のクリエイティブを変えるなど、コンテンツ作りで意識されていることはありますか?

泊:FacebookとInstagramは、フロー型のメディア。能動的に見るのではなく、フィードに流れてくる投稿の中で気になったものだけを見るというスタイルです。よって、動画の冒頭でいかにユーザーの心を掴めるかが大事になるので、冒頭にキャッチーなクリエイティブを流すなどの工夫をしています。また、YouTubeと比較すると尺が短く、情報軸のコンテンツが好まれるのも特徴でしょう。そのため、短くて役に立つHow To動画などを多く配信しています。

 逆に、YouTubeはユーチューバーの存在が大きい「誰が発信している情報か」がとても重要視される印象があります。

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この記事の著者

松崎 美紗子(編集部)(マツザキ ミサコ)

1995年生まれ。早稲田大学商学部を卒業後、新卒で翔泳社に入社。新入社員として、日々奮闘中です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2018/08/31 08:00 https://markezine.jp/article/detail/29013

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