SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

定期誌「MarkeZine」

第79号(2022年7月号)
特集「TikTok×マーケティングの最前線」

定期誌購読者なら
誌面がウェブでも読めます

MarkeZine Day 2018 Autumn(PR)

縮小傾向の年賀状市場でEC売上114%を達成!富士フイルムの“育てる”コンテンツマーケティング

ユーザーニーズの網羅によって、検索順位の安定・検索流入の増加に

月岡:MIERUCAでは、キーワードに関連した重要トピックやテーマもリストアップします。たとえば「年賀状 メール」で検索したとき、ウェブ上でどのようなコンテンツが評価されているかを分析し、重要度を割り出します。重要度は単純に出現回数の多さではなく、自然言語処理の観点から判定しています。重要度の高いテーマを網羅すると、ユーザーが知りたいこと、検索意図に近づける可能性が高まるのです。

角田:そのミエルカのアウトプットを活用し、ユーザーが欲しいコンテンツを既存コンテンツに追加するなどして、改善を行いました。結果、読了率とECサイト誘導の増加につながっています。体制としても、小さいチームだからこそ、改善に関する打合せ後すぐに修正案を準備、次の日には更新して公開と、スピーディーに改善できました。

月岡:現状把握・施策決定・実行・効果検証というPDCAを短いスパンで回されていることがポイントですよね。

角田:また、MIERUCAのカスタマーサクセスチームのフォローにも助けてもらいました。コンテンツ改善だけではなく、SEOという観点でも相談していたのですが、ときには「施策を実施せずに現状維持」とアドバイスいただいたこともありました。わからないことは聞くというスタンスでおりましたが、専門的な立場から意見をいただき、インハウスで施策を行う不安が解消されました。

月岡:MIERUCAはツールですが、サポート体制も含めてソリューションとして提供できるのは強みだと考えています。

 そしてコンテンツ改善施策の結果、検索順位が大きく上昇しました。「年賀状 上司」は58位から5位に、「年賀状 結婚」は7位から2位、「年賀状 デザイン」は圏外から6位に順位が上がり、検索流入も増えています。ターゲットキーワードでの評価は、周辺キーワードへの評価にもつながりますので、検索流入の全体的な底上げになっていますね。

角田:今回、様々な「年賀状」掛け合わせのキーワードで施策を行うことで、ユーザーニーズにより網羅的に応えることができ、例年ブレがちだった「年賀状」の単体キーワードの検索順位が上位で安定したことも、大きな成果だったと思います。

制作者の「想い」とMIERUCAの「データ」でコンテンツを育てる

月岡:コンテンツマーケティングの費用対効果に悩む方も多いかと思いますが、富士フイルムさんでは、コンテンツマーケティングの成果をどのように評価されていますか。

角田:広告価値への費用換算が最もわかりやすいですね。検索上位表示を実現したキーワードをリスティング広告でのクリック単価に置き換えて、同等の流入を広告で獲得した場合の広告費に換算するという具合です。また、コンテンツが年賀状注文というコンバージョンへどれくらい貢献しているのかの評価もできないかと、アトリビューション分析の取り組みも進めています。

月岡:検索を起点としたコンテンツマーケティングの全体的な傾向として、情報収集系コンテンツが多くなる傾向があります。そこに即時のコンバージョンを求めるのも難しい。そこからコンバージョンへつながる、ユーザーの検討段階を進めるようなコンテンツが架け橋となって、コンバージョンまでの導線を描けるといいと考えています。

角田:そういったコンテンツについては、今年取り組んでいる施策です。ユーザーの次の行動を分析し、その行動に沿ったコンテンツを制作しています。また、富士フイルムのミッションとして、年賀状市場を支え、文化をつないでいきたいという想いがあります。年賀状のポータルサイトを作るくらいの意気込みで取り組んでいますので、幅広いコンテンツを網羅できたらと考えています。

月岡:では、富士フイルムさんのコンテンツマーケティングのポイントをまとめます。「制作者の想いとユーザーの検索意図を反映したハイブリッドなコンテンツ」、そして「スピーディなPDCA体制」の2つがポイントでしたね。

角田:そして、「育てる」というキーワードにつきます。コンテンツを作るのも、読むのも人間です。まずは制作者の想いをのせたコンテンツ企画を作り、データでユーザーニーズの論理性・正当性を分析して、調整する。これが、コンテンツを育てるポイントです。

月岡:データやキーワードの向こうにいるユーザーを、ありありと思い浮かべるということですね。本日は、ありがとうございました。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
MarkeZine Day 2018 Autumn連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

マチコマキ(マチコマキ)

広告営業&WEBディレクター出身のビジネスライター。専門は、BtoBプロダクトの導入事例や、広告、デジタルマーケティング。オウンドメディア編集長業務、コンテンツマーケティング支援やUXライティングなど、文章にまつわる仕事に幅広く関わる。ポートフォリオはこちらをご参考ください。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2018/11/14 12:23 https://markezine.jp/article/detail/29405

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング