※本記事は、2018年10月25日刊行の定期誌『MarkeZine』34号に掲載したものです。
グローバル広告ホールディングスが抱える課題
2018年8月、Forrester Researchは、世界7大エージェンシー・ホールディングスのキーパーソンへの聞き込みを基に、今後の戦略変更を指摘するレポートを発表した。近年グローバル広告ホールディングスが抱える課題は、下記のような項目にまとめられる。
- 「FAANG」に代表されるデジタル・プラットフォーム企業による広告扱いのシフト
- 広告主による執拗な広告費カットと、取引エージェンシーの入れ替え
- 広告主によるインハウス・エージェンシーの設立と、そこに向けた予算内製化へのシフト-コンサルティング企業の進出、One-to-Oneマーケティング/SaaSサービスの浸透
- 広告取引の透明性確保(アドフラウドから契約体系の見直しまで)
- グローバルでの均一サービス(エージェンシー間のサイロを取り払う一本化サービス)
- CMOだけでない、CEO、CFO、CTOを含めた広義の概念でのマーケティング取引
これらは日本においても同様の課題であるからこそ、日本が先んじて着手・対応できることもあるはずだ。
本コラムはデジタルインテリジェンス発行の『DI. MAD MAN Report』の一部を再編集して掲載しています。本編ご購読希望の方は、こちらをご覧ください。