コンテンツ分析のテストをするのに最適な時期
日本での広告メニューのリリースがいつになるかも気になるところだが、現時点では未定とのこと。舩越氏は次のように述べる。
「広告主企業の皆さまにとっては、Pinterestでプロフィールを構築、分析し、どういったコンテンツがユーザーに響くか、テストするために理想的な時期であると言えます。まずは自社の商品やブランドをPinterestでエゴサーチしてみてください。そこで関連するPinを見つけたら、それはチャンスです。ぜひビジネスアカウントを開設していただいて、積極的にコンテンツをPinterestに流し込んでいってください。あるいは自社サイトの中にPinterestのシェアボタンを設置していただき、盛り上げていただければと思います。これまでよりも多くの方にリーチし、Pinterestからサイトやサービスに訪れてくれるはずです」

海外におけるPinterest広告の先行事例として、家具小売業のIKEAでは、キーワードターゲティングとプロモートピンを活用。インテリアに興味あるユーザーに広告訴求することで、商品ページへ誘導するPinのクリック率を72%向上させたという成果も出ている。
他のSNSとは一線を画すその独自のポジショニングを武器に日本でもユーザー基盤を整えるPinterest。その動向に注目し、他社に先駆け活用に着手してみてはいかがだろうか。