生活者の購買行動にあたって貴重な情報源の1つである「チラシ」。新聞を取る人は毎日のように折り込みチラシを目にし、また買い物で店頭に貼られているチラシをよく目にする人もいるだろう。チラシはこのデジタル隆盛期でも、まだまだ紙媒体中心の印象が強い。一方で「Shufoo!(シュフー)」などの電子チラシサービスが台頭しデジタル化も進みつつある現在、紙媒体のチラシと電子チラシはどのような使い方をされているか、また電子チラシはどのような点にメリットを感じ閲覧されているのか、などについて調査した。調査は世の中の動向を確認するために一般対象者521名と、電子チラシの利用状況を確認するために電子チラシ閲覧者521名の、合計1,042サンプルに行った(調査概要は末尾に詳細を記載)。
※本記事は、2018年11月25日刊行の定期誌『MarkeZine』35号に掲載したものです。
チラシの閲覧率
今チラシは、どの程度見られているのか、普段の閲覧状況を一般対象者の回答結果から見ていく(図表1)。
図表1 普段見ているチラシの種類
ベース:一般対象者(n=521)/複数回答
「投げ込み・ポスティングチラシ」は47%、「新聞の折り込みチラシ」は45%という閲覧率で、デジタル隆盛期とはいえいまだ紙媒体は強い。新聞の折り込みチラシは2番目に高い閲覧率だが、日本新聞協会によると新聞の発行部数は2000年から減少し、ここ5年の減少率は過去20年と比べても緩やかではないため、今後は閲覧率の低下が予想される。一方、「電子チラシ」は36%と、“3人に1人が普段から閲覧している”という結果で、「チラシを見ることはない」という人は23%いた。
▼調査レポート
『紙のチラシと電子チラシ、影響力が強いのは?利用状況や意識を調査』(HoNote)
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