導入後の運用も柔軟なカスタマイズで支援
さらに、代理店セールスとしてアイレップを担当するCriteoの髙橋氏も、以下のように両社の連携の強さを強調した。
「ファイブスターの代理店様は、それぞれに強みをお持ちですが、アイレップ様は中でも私たちと密なコミュニケーションをとってくださっています。Criteoのプロダクトは、導入クライアントのビジネスに応じた運用が求められるのですが、Criteoの技術担当も交えた打ち合わせを行い、クライアントへ最適な設計と運用を提供されています」(髙橋氏)
では、アイレップはどのようにCriteoのプロダクトを提案し、運用しているのだろうか。岩田氏と野口氏の二人は、次のように明かした。
「Criteoは、お客様ごとのビジネス課題に合わせてフィード設計やタグ実装などのカスタマイズができるという特徴があります。そうした特徴を踏まえて、フィード設計やタグ実装に加え、蓄積したナレッジをもとに運用を行うことで、成果につながる支援を行っています。運用型広告を強みとするアイレップの良さが最大限に発揮できるプロダクトとも言えますね」(岩田氏)
アイレップではまず、クライアントが持つWebサイトのページ構成や掲載内容を詳細に把握し、データフィードにどのような情報を追加すべきか細かく選定していく。その後、Criteoのタグ実装におけるベストプラクティスに合わせて、Webサイトから取得可能な情報を確認し、スピーディーに実装を行う。
「Criteoで成果を出すための最も重要なポイントは、タグ実装・データフィード作成といった初期段階で、的確にクライアントの目的に応じた設計を行うことです。また、必須事項の対応はもちろんのこと、エンジン学習のために推奨とされる設計も取り入れることで、成果の最大化に貢献します」と野口氏は続けて主張した。
「配信開始後も、データフィードの改修やクリエイティブ要素の追加など、パフォーマンスを見ながらPDCAを回し続けます。たとえば、購買につながる情報をユーザー視点で吟味し、レコメンドを行う上で重要になりそうな情報を追加するなどしています」(野口氏)
さらに、サイトのページ構成を分析し、購買確度の高いユーザーが訪れると予想されるページにタグを追加実装していくこともあるという。それ以外にも、他メディアのキャンペーンと組み合わせた施策で新規獲得を促進するなど、常に横断的な運用を行っている。
Criteoのプロダクトは、技術的な要素の調整も必要となるため、クライアント側のマーケターやエンジニアに対してイニシアチブを持って導入・運用をしてくことが求められる。このクライアントへのリーダーシップの強さも、中村氏がアイレップを評価する一つの理由だ。
プロダクトを深く理解し成果を最大化
アイレップでは、クライアントとの取り組みで得た知見やノウハウを社内で共有し、他の事例にも応用することで実績を積み重ねている。CCAがリリースされた時にはCriteoによるプロダクト説明会を実施するなど、セールス担当者がプロダクトの特徴や強みを正しく理解することを重視している。
「CCAの強みは、やはり新規ユーザーの誘導が行えることです。こうしたプロダクト独自の強みを担当者がしっかりと把握することで、提案から導入後の成果まで一貫した支援をすることができています。CCAは他メディアにおける同様のプロダクトと比べても高い新規獲得率が出ており、導入したクライアント企業からは継続して出稿していただいています」と村上氏は語った。
岩田氏はまた、バナークリエイティブにおいてもクライアントに寄り添った支援を心がけていると話した。
「Criteoはフィード情報をもとに、自動でバナークリエイティブを生成するのですが、ある時ブランディングの観点から事前確認をされたいというクライアントがいらっしゃいました。従来ならばフィード情報を調整して自動生成に任せるのですが、Criteoさんに相談し、バナークリエイティブを配信前にご確認いただくフローを新たに作りました」(岩田氏)
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