ジャストシステムは、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用し、「動画&動画広告 月次定点調査(2018年11月度)」を実施した。
「静止画より動画」は昨年比で約1.6倍に
はじめに、SNS投稿を行っている人を対象に、「動画と静止画どちらを投稿することが多いか」を調査。その結果、「静止画よりも動画を投稿することが多い」と答えた人は11.3%で、「静止画しか投稿しない」と答えた人は35.3%だった。10代に限って見ると、「動画を投稿することが多い」と答えた人の割合は20.3%で、2017年8月度調査時(12.7%)から7.6ポイント増加していることが明らかになった。
「いいね」や「シェア」を頻繁にするのは「YouTube」
次に、「いいね」「シェア」をする頻度が最も高い動画プラットフォームを調査。1位となったのは「YouTube(49.1%)」で、次いで「Instagram(7.9%)」「LINE(3.3%)」となった。2017年11月度調査と比較すると、10代では「Instagram」が14.1%から15.4%、20代では9.9%から12.9%に増加していることがわかった。
「Instagram」が与える購買への影響力が拡大
続いて、動画広告を見たプラットフォームの中で、最も購買の参考にしたものを調査。その結果、「YouTube(36.5%)」がトップとなり、次いで「LINE(5.9%)」「Webサイト(5.7%)」となった。10代に限った場合では、「Instagram」が2017年10月度調査(2.6%)と比べて12.5%と、5倍近く増加していることが判明した。
約6割が「レジューム機能」を利用
最後に、動画の視聴を中断後に再び続きから視聴できる「レジューム機能」の利用率を調査。月額制動画配信サービス利用者の中では、同機能を利用している人は62.6%だった。
同機能の利用者からは、「通勤や通学途中など、最後まで視聴する時間がないために利用している」と答えた人は46.8%で、「レジューム状態にしたまま、結局視聴しない動画もある」と答えた人は39.6%だった。なお、「動画の内容を少しだけ再生して内容を確かめるために利用している」と答えた人は28.8%だった。
【調査概要】
調査期間:2018年11月21~25日
調査対象:17~69歳の男女1,100名
調査方法:セルフ型ネットリサーチ「Fastask」でのアンケート調査
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