GIFは「ユーザーフレンドリー」なコンテンツ
――では、今年1月に実施された「GIF」を使ったプロモーションについて、詳細を聞いていきたいと思います。まず、GIFの特性をうかがえますか?
住田:GIFというコンテンツには、「超短尺」「ワンメッセージ」「ループ」という、大きく3つの特徴があります。
今回のキャンペーンでは、多忙な日常生活の合間にスマートフォンから情報収集している中高生が主なターゲットです。そのため、1本3秒という消化しやすいボリュームで、ソーシャルの中へ自然に流れてくるGIFは、非常にユーザーフレンドリーなコンテンツだと考えています。
住田:現在は動画メディア全体が短尺化の傾向にありますが、そうした中でもわずか3秒となると、メッセージを1つに絞り込み、端的な表現で伝えることが欠かせません。その点今回は「先生がフレンドリー」「アットホームな教室の雰囲気」といった伝えたいポイント一つひとつが明快だったため、GIFとの相性がよかったと思います。
最後まで再生されると最初に戻り、ぐるぐると続くGIFの「ループ」には、いつまでも見ていたくなる独特の没入感があります。結果的に接触時間が増え、今回もメッセージを繰り返し訴求する効果が得られたと考えています。
「ワンメッセージ」を複数作る
――今回のプロモーションでは、どのようなGIFを作られたのでしょうか?
住田:ワンメッセージでも、種類をたくさん作って多様なアプローチができるGIFのよさを生かすため、「通塾目的編」「目標設定編」「奥義個人カルテ編」「個別指導編」「部活両立編」「熱烈歓迎編」という6つのバージョンを用意して、東京個別指導学院様のサイトとTwitterで展開しました。
\1対2までの個別指導で勉強がはかどる/
— 公式 東京個別指導学院 (@tokyo_kobetsu) 2019年1月11日
東京個別・関西個別は演習・解説のバランスがGood‼️
他にも アメヒロさん(@amzhrt) とコラボした
【東京個別・関西個別】GIFアニメ全6シリーズを紹介中https://t.co/Ak86QoXxl2#東京個別 #関西個別 #アメヒロ #塾 pic.twitter.com/2culnAyd8i
――訴求ポイントは、どのように選ばれたのですか?
住田:今回のGIFでは、「個別指導塾に通うメリットのような機能的な部分をわかりやすく伝えたい」というリクエストをいただいていました。そこで、制作チームで実際に教室へお邪魔し、GIFで訴求するポイントを拾い出していきました。
――訴求ポイントは、制作サイドで選ばれたんですね。
早川:はい、これは当社の意向でもあります。「教室でのあいさつを大切にする」といった当社が大切にする価値はいろいろあるのですが、それらをどう伝えるかはプロにお任せしたかったのと、私たち自身が抱いている先入観とは離れた、自由なところで発想していただきたかったためです。