東京海上日動火災保険(以下、東京海上日動)が金融機関向けソリューションSalesforce Financial Services Cloudを採用した。国内の保険会社としては初の導入となる。
代理店向けプラットフォームとする構想で、保険契約や事故の履歴、様々な顧客情報の集約を図るとともに、保険募集人向けのタスク管理機能、代理店の規模にあわせて経営を支援するメニューを提供していく。
東京海上日動はSalesforce Marketing Cloud、Salesforce Lightning Platformを導入していたが、今回新たにSalesforce Community Cloud、Pardot、Einstein Analyticsも採用した。
これによって、法人および個人向け営業、保険代理店、コールセンター、マーケティングに至るまで、顧客接点で得る情報をSalesforceのCRMに集約。東京海上日動のグループの17,000人以上の社員と、全国約50,000店の保険代理店、全国100万人以上に上る保険募集人がSalesforceを介してまとまり、顧客を360度で理解して、顧客の期待値を超えるサービス提供につなげていくとしている。
東京海上日動では中期経営計画「To Be a Good Company 2020~お客様の期待を超える『クオリティNo.1への挑戦』~」において、新たなテクノロジーの活用により、商品・サービスの高度化を図り、顧客の期待値を超える商品・サービスの提案に取り組んでいくことを掲げていた。
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