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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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アイデア×テクノロジーで新しい体験を創造する/電通が採用を強化する「デジタルクリエーティブ」職とは

「5G」で実現される未来をコンテンツへ

――実証実験そのものをエンターテインメントコンテンツ化したのですね。5G導入で通信速度が高速化され、現在起きている「生中継のタイムラグ」が解消されると言われていますが、この動画を見るとその凄さがわかりますね。

保持:同プロジェクトは現在第4弾まで動いていて、直近では2018年12月31日に「平成最後のカウントダウンライブ」ということで、横浜アリーナで行われたPerfumeのライブ映像を、5Gの技術を用いて渋谷のスクランブル交差点につなぎ、空間自体をシンクロさせるという挑戦も行っています。

 

「これまでの広告表現」は、もう効かないのか?

――すごい挑戦ですが、こちらの動画を見た際、多くの生活者は「広告だ」とは思わないかもしれません。冒頭、広告とコンテンツの境目が曖昧になってきているという現状をお話しいただけましたが、これからの広告クリエーティブでは、「広告」という枠組みにとらわれてはいけない、ということなのでしょうか。

保持:いえ、そういうわけではありません。いわゆる狭義の「広告」によって企業のイメージが変わり、好きになってしまうことは今でもありますし、オーソドックスなポスター1枚で、はっとさせられることは今でも大いにある。トラディショナルな広告表現の価値が一様に低下したわけではなくて、あくまで選択肢が増えただけだと考えています。

保持:「広告」という枠のなかでも突き抜けることはできますし、枠組みの外でも新しい表現を生み出すことができる。大切なのは、その両方をおもしろいと感じられることなのではないでしょうか。僕たちにとっては、実力を発揮できるフィールドが増えたという感覚ですね。

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この記事の著者

福島 芽生(編集部)(フクシマ メイ)

MarkeZine副編集長。1993年生まれ、島根県出身。早稲田大学文学部を卒業後、書籍編集を経て翔泳社・MarkeZine編集部へ。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2019/05/17 09:00 https://markezine.jp/article/detail/30974

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