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「北欧、暮らしの道具店」がタイアップドラマに懸ける想い クラシコム青木氏×ライオン内田氏が反響を語る

500を超えるコメント、そこから見えてきたファンの気持ち

MZ:公開後、どのような反響がありましたか。

内田:まず「広告っぽくない」「こんな広告の仕方があるのか」という声が多数上がりました。その反応を見て、広告業界で仕事をしてきたマーケターとしては「ごめんね」と思ったんです。

 これまでにも、企業がきちんとカルチャーを作って世界観を共有する、押し付け型じゃない広告ってたくさんあったんですよね。それこそ『かもめ食堂』の世界観をつかって作られたCMの事例もそうで。でも、いつの間にか少なくなっていた。私自身も、数字目標にこだわるあまり押し付けがましい広告を作り出すことが多かったと気づかされました。だからこそ、「広告っぽくない広告」に感動する声が多数上がったのかなと。

MZ:「北欧、暮らしの道具店」で公開された制作秘話を綴った記事にも、多数のコメントが来ていましたよね。

内田:総コメント数は500以上で、長文コメントは200以上。通常のブランドノートの3倍近いコメントが付いて驚きました。たとえばバズ動画を作って100万回再生されるような施策はスゴイと思いますが、そういったものとは比べ物にならないぐらい濃くて価値のある反響をいただけたなと

 あと、寄せられたコメントを見て気づいたのは「私がいつも使っているソフラン」という言葉が多かった点。『青葉家のテーブル』ファンに喜んでもらえることを考えて作ったけど、結果的にソフランファンにも喜んでもらえたんです。「私が愛用しているソフランがいいことやってるぞ」と。

青木:ソフランって、お母さん的な存在だと思うんですよ。使っている人はいつも助けられてるけど、毎日使っていると生活になじんでいるからこそなかなかありがたみに気づきにくい。そこで、今回のスポンサードコンテンツで改めて自分が使い続けているものの価値に気づいてもらえたのかなと思います。

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重要なのはバズによる拡散ではなく、生活者に丁寧に届いているか

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この記事の著者

水落 絵理香(ミズオチ エリカ)

フリーライター。CMSの新規営業、マーケティング系メディアのライター・編集を経て独立。関心領域はWebマーケティング、サイバーセキュリティ、AI・VR・ARなどの最新テクノロジー。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

福島 芽生(編集部)(フクシマ メイ)

MarkeZine副編集長。1993年生まれ、島根県出身。早稲田大学文学部を卒業後、書籍編集を経て翔泳社・MarkeZine編集部へ。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2019/06/10 09:00 https://markezine.jp/article/detail/31160

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