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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Autumn

究極のプレゼン資料作成術

プレゼン資料作成の理想的なステップを知る

プレゼン資料完成までの理想的なステップ

 プレゼン資料を作り上げる際、どのようなフローで進めると、スピーディーに、かつクオリティも向上するのでしょうか。当社では、以下のプレゼン資料作成の前提条件の確認からスタートすることを推奨しています。

プレゼン資料作成における7つの前提条件
  1. プレゼンで到達したいゴールは何か?
  2. 伝えたい1つのメッセージは何か?
  3. メッセージを伝えたい本当の相手は誰か?
  4. 当日、誰がプレゼン資料を説明するのがベストか?
  5. 誰が資料を作るのがベストなのか?
  6. 費用対効果として、資料準備に何時間かけてもよいのか?
  7. プレゼンする環境(保有時間、枚数、配付資料/プロジェクターの有無等)は?

 前提条件を確認したら次に、理想的なステップに沿って準備を進めていきます。まずは理想的な資料全体の構成が何なのかを考える「与件確認」のフェーズです。この時、PowerPointを安易に立ち上げたり、素材集めに進んでしまわないことが重要です。

 テキストベースで、資料構成をしっかり固め、目次が完成した段階で、次に「素材集め」のフェーズに入ります。他社の提案事例を集めたり、過去の提案事例を確認したりする中で、アイデアを熟成するのに、重きを置きます。

 十分な準備を終えた上で、最終段階として「資料作成」のフェーズに入ります。ここで大事なのは、資料を作る作業は、全体の15%の構成くらいにするように心がけます。「与件確認」と「素材集め」のフェーズにしっかりと時間をかけていると、ページボリュームにもよりますが、実際に作業として作り上げる時間は全体の10~30%程度に落ち着きます。

プレゼンは今後ますます進化する

 アマゾンの「パワポ禁止令」の話を出しましたが、トヨタでも同じようにA3サイズ1枚にまとめるようにとのルールがあるようです。しかし、いずれも社内に限ったものです。第三者に対して情報を資料で説明する際には、どの企業もプレゼン資料やWebサイト、パンフレットを用意して、よりシンプルにキレイに作り込む必要があります。では、そのような中で、第三者に向け、より情報をシンプルにキレイにまとめるには何が重要で、企業として何に取り組めばよいのでしょうか。次回以降は、実際のプレゼン資料のテクニックや制作事例を交えながら、解説していきます。

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この記事の著者

リライアンス・データ株式会社/KUROKO(リライアンス・データ/クロコ)

「戦略」×「デザイン」×「データ」の3つの要素を軸に、プレゼン領域における様々な高付加価値ソリューションの開発・提供を行う、デザイン思考型のコンサルティングファーム。一見様お断り(完全紹介制)の高品質プレゼン資料作成代行の「KUROKO PPT」やプレゼン資料作成補助ツール「PREZENTATION」などを、成長過...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2019/11/01 11:55 https://markezine.jp/article/detail/31344

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