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サブスクが可能にした「クルマの乗り換え」という体験 IDOMの「NOREL」が軌道に乗るまでの3年間

2019/07/08 09:00

 オイシックス・ラ・大地の西井敏恭氏が、サブスクリプションを採用する様々な企業のキーパーソンと対談する「サブスクリプションモデル大解剖」。第5回は、IDOMが手がける自動車の定額利用サービス「NOREL」を紹介する。同社は中古車販売・買取の「ガリバー」で培ったノウハウを活かすことができた一方、ビジネスモデルの違いから生じる様々な課題に直面してきたという。そうした課題をいかに乗り越え、サービスを成長させてきたのだろうか。

目次

サブスクが可能にした「クルマの乗り換え」という体験

株式会社IDOM NOREL事業部 セクションリーダー 山畑 直樹氏
株式会社IDOM NOREL事業部 セクションリーダー 山畑 直樹氏

西井:まずは、「NOREL」のサービスについて教えてください。

山畑:NORELはクルマの乗り換えが可能なサブスクリプションサービスで、基本料金に各種保険料や税金、車検代が含まれていることが特徴です。料金設定は、中古車を対象とした通常プランが月額59,800円から、新車を提供するプランが月額79,800円からとなっています。

 NORELは3つのプランを提供している
NORELは3つのプランを提供している

西井:クルマに乗りたいと思ったときには、購入のほかに、リースやレンタカー、カーシェアを利用する方法がありますよね。こうした既存サービスとNORELの違いはどのような点にあるのでしょうか。

山畑:まず、一般的なリースとNORELの大きな違いは、契約期間にあります。リースでは、通常1台のクルマを5年間から7年間ほど契約しますが、NORELの通常プランでは、最短90日間ご利用いただくと別のクルマに乗り換えができます

 またNORELは、購入よりも気軽に申し込みができて、レンタカーやカーシェアよりも割安に利用できるという点で、購入とレンタルの中間に位置するサービスとも言えます。

 「ガリバー」のネットワークに支えられた、選択車種の多様さも特徴です。ナンバープレートも、NORELの場合は「わ」ナンバーではありませんから、ご自分名義のクルマを希望される方にも、おすすめしています。

オイシックス・ラ・大地株式会社 執行役員 CMT 兼 株式会社シンクロ 代表取締役社長 西井 敏恭氏
オイシックス・ラ・大地株式会社 執行役員 CMT 兼 株式会社シンクロ 代表取締役社長 西井 敏恭氏

西井:NORELは、クルマという高額なモノを扱っている分、一般的なサブスクリプションサービスよりも、価格帯は高くなりますよね。ユーザーにはどのような方が多いのでしょうか。

山畑:現在は20代~40代前半の男性を中心にご利用いただいており、ユーザーの6割が都市圏にお住まいの方です。

 しかし私たちは、ターゲット層や提供する価値は、お客様の反応を見ながら変化させていくものだと考えています。これまでもそのようにして、サービスを改善させてきました。プロダクトアウトではないサブスクリプションだからこそ、しなやかな事業構造が大切ですよね。

西井:とてもサブスクリプションらしい考え方だと思います。オイシックスも、初めは安全安心な有機野菜の宅配からスタートしたのですが、今は忙しい子育て層向けのミールキット「Kit Oisix」も展開するなど、お客様に合わせて変化を重ねています。

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