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ゲームアプリプロデューサーに聞く、競争に勝ち抜くための方法

女性向けパズルRPG「夢100」のプロデューサーが歩む、10年続くIPタイトルへの道のり


今後のゲームアプリ市場で求められる力とは

――これまで数多くの女性向けゲームアプリのビジネスが展開されており、今後ますます展開が加速していくと思います。礎さんが思う作り手・売り手として求められる力ってなんだと思いますか?

礎:自分の興味関心や好きの領域がある人は強いのではないでしょうか。イケメンキャラクターが好きだとか女性向けゲームの市場がおもしろそうだと思える人なら、うまいイラストやおもしろいシナリオが書けなくても頑張ることができるんです。

 なので、ゲームアプリ業界においてオタクであることは才能になります(笑)。

――プロデューサーという仕事に関しても同様の考えですか?

礎:プロデューサーには大きく分けて2つのパターンがあると考えています。

 1つ目は、もの作りに特化した良い戦略・良いサービスを生み出せる天才肌な人。このタイプの人はとにかく自分の強みを磨き続ければ問題ないと思います。

 2つ目に総合的にバランス良く戦略・サービスを生み出す堅実的な人。ゲーム開発の難易度が上がっているので、このタイプの人はとにかくアプリ開発に関わる必要なことはすべてインプットして理解しないと危険です。

 ゲームアプリに必要な3D開発の知識、マーケティングや分析、プロモーション、組織のマネジメントなどありとあらゆる理解を深めて対応できる力が必要なんじゃないかと。

 また、事業や組織の管理ができる人であることが必須になると思います。これからスマホゲームの1タイトルあたりの開発規模はどんどん大きくなっていく。そして、開発人数も増えていくと思います。

 その中で、いくら優秀な人を集めたとしても、チームとして機能しなければ良いものは作れません。そういったマネジメント力のあるプロデューサーを育てていくことが、今後のスマホゲーム市場では重要かもしれません。

「夢100」を10年以上続くIPタイトルへ

――礎さんご自身は今後プロデューサーとして、どのようなキャリアビジョンを描かれているのでしょうか?

礎:「夢100」を伸ばしていきたいというのは前提に、「夢100」のようなIPを複数作っていけるようなプロデューサーになりたいと思っています。

―― それでは最後に、「夢100」のプロデューサーとして今後の抱負をお願いします。

礎:先ほども少しお話ししましたが、「夢100」を10年以上続くIPタイトルにしていきたいです。

 ゲームを主軸として、これまでもアニメや舞台など色々なコンテンツを活用して展開してきました。これらのコンテンツを今後も活用しつつ、新しい施策も考えているのでファンの皆さまには楽しみにしていただきたいと思っています。

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この記事の著者

花岡 郁(ハナオカ カオル)

 ライター・編集者。1991年生まれ。上智大学神学部卒業後、アプリ開発などを手がける株式会社モンスター・ラボにビジネスプロデューサーとして入社。同社メディア『セカイラボタイムス』編集長を経て、マーケティング(オフライン責任者)・広報を兼任。同社事業のブランディングを担当後、2018年に独立。現在はBtoBマーケティ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2019/07/30 12:59 https://markezine.jp/article/detail/31409

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