お客様視点で一貫したメッセージを届ける
MZ:今回の結果を踏まえ、これからどのような動画マーケティングを展開していきたいですか。
原:最適な動画広告のプランニングを突き詰めて考えたいです。動画広告は、わずか数10秒の間に共感を得られるメッセージを盛り込むことができます。しかし、タイミングやコンテンツの内容などをきちんと設計しなければ、見てすらもらえません。
また、最近は様々なプラットフォームで動画を見る機会も増えています。そのため、設計が甘いと埋もれてしまうリスクもあります。広告予算を無駄にしないためにも、常にお客様視点ですべてのタッチポイントにおいて一貫したメッセージを提供する必要があると思います。動画広告が最適な場面では、できるだけインタラクティブに、タイミング、ターゲット、内容がすべて最適な動画を届けていきたいです。
伊藤:三井住友カード様との取り組みに関しては、アトリビューション分析の範囲を広げ、動画が他の広告と比べてどのぐらい全体に寄与しているかを明確にしたいと考えています。
それに加えて、クリエイティブの精度を高めることも検討しています。今回作った4パターンのHub動画の中でも効果には差がありました。正直な話をしてしまうと、当初目論んでいた効果、いわゆる「自分ごと化」にうまくつながっていなかったクリエイティブも明確になりました。
こう言ったネガティブな面も含め、それぞれ分析して改善点も見えているので、より効果的なもの、ひいては視聴者にも楽しんで「自分ごと化」してもらえるような動画クリエイティブを企画・制作できればと考えています。
原:本来はどこでどんな広告を出してもすべてを網羅的に評価できることが理想ですが、残念ながら現状では実現できません。その意味では、パートナーであるアルファアーキテクト様が、良かったことだけでなく、うまくいかなかったことも含めてしっかりとフィードバックをしてくれたことに感謝しています。
伊藤:ブランドリフトの評価で危険なのは、数字だけで判断することです。特にYouTubeのような強制視聴モデルの場合、アンケートでポジティブかネガティブかを確認しないと、嫌がられているのにクリエイティブが受け入れられたと勘違いをすることもあり得ます。これから取り組む企業には、定量的な評価と定性的な評価の両方を確認することの重要性を理解してほしいと思います。
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担当:広報 藤坂 嘉乃
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