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巨大コンサル企業のシフトチェンジ エージェンシー業界進出の小休止

2019/09/25 15:15

 米国やグローバルにおける広告・マーケティング業界の最新情報をまとめたデジタルインテリジェンス発行の『DI. MAD MAN Report』。そのカットアップ版をお届けする本連載。今回は巨大コンサル企業によるM&Aの動きに着目し、その変化について解説する。

目次

※本記事は、2019年9月25日刊行の定期誌『MarkeZine』45号に掲載したものです。

小規模化・ローカル化・専門特化 巨大コンサルティング企業のM&A傾向

 Deloitte・PwC・Accenture・IBM等の「巨大コンサルティング会社」による、エージェンシー業界への進出は、既に淘汰や成長逓減が始まっている。4大コンサル企業はWPPの10倍以上の企業価値を持つ超巨大な企業体である。もはや単体でのオーガニック成長でクリエイティブなアカウントを取るサイズではなく、これまではM&Aによる扱い高の獲得で成長をしていた。

 ところが巨大コンサル企業によるM&Aの動きに変化が見えてきた。図表1は、2018年のマーケティング業界におけるM&A数の集計だ。統計的な有意差にまでは結論づけられないが、Deloitte、PwC、IBMの名前は見当たらない。

図表1 ホールディングス企業による2018年M&Aランキング
図表1 ホールディングス企業による2018年M&Aランキング(タップで拡大)

 それに対してAccentureとDentsuの買収の「数」が多いことが読み取れる。2018年の「AdobeによるMarketo(約5,000億円)」、「IPGによるAcxiom(約2,500億円)」そして2019年の「PublicisによるEpsilon(約5,000億円)」などの大型買収に話題は行きがちだが、むしろ50〜100億円レベルを数多く集める裾野にシフトしているようだ。ローカル特化や専門特化の企業を買収して増やしている状況が現れている。

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