セールスフォース・ドットコムは、クボタがグループ全体で取り組むデジタル変革プロジェクトを支援し、全国に展開する販売拠点の業務効率化並びに担い手農家(法人農家)へのサポート対応力強化のために、Salesforceが採用されたことを発表した。
これによりクボタは、各地の販売拠点が保有する顧客情報や蓄積されたノウハウを共有し、グループ連携による総合力を強化することで、担い手農家の生産性向上、さらに日本の農業におけるデジタル変革の後押しを目指す。
クボタはこれまで、日本の農業の発展とともに農業における機械化一貫体系を後押ししてきた。しかし、農業人口の減少、高齢化など日本の農業を取り巻く環境が大きく変化する今、農業機械の提供に加え、農業の生産から販売まで、農業をより総合的に支援するための新しい顧客支援体制を推進する必要に迫られている。
特に、大規模・法人農家の事業効率化や収益性向上などの新しい農業ビジネスモデルに応えるため、日本全国に広がる販売営業所が保有する顧客情報やこれまでの成功体験などのノウハウを、スピーディーに提供できるシステムを構築した。Salesforceのクラウドを中心とした最新のデジタル技術を利用することで、求められる情報をタイムリーに共有し、営業の課題解決提案や現場でのより迅速なサービス対応が可能になるという。
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