2020年度のTikTok Adsのアップデート
TikTok Adsの岩田幸也氏からは、2020年度のTikTok Adsのアップデートが語られた。「ブランド体験を加速するような広告プロダクトの開発を中心に取り組んでいく」と岩田氏。

まず、「TikTok Creator Marketplace」のリリース。登録したクリエイターと広告主が直接コラボレーションできる場を提供していく。クリエイターのパフォーマンスを含むプロフィールやキャンペーン展開後のレポートについてもプラットフォーム上で確認することができるようになる予定だ。
「#チャレンジ」については、「シーゾナル」「O2O」「コミュニティ」「グローバルコネクティング」という4点のポイントを中心に開発を進めていくという。また、#チャレンジによる投稿などを見たユーザーにリマーケティングする「#チャレンジ リマーケティング」機能も開発する予定だ。
スタンプについては、動画内のスタンプをクリックすると広告主のWebサイトなどに直接遷移する「クリッカブルスタンプ」を開発中。
その他、インフルエンサー動画を広告として活用できる機能の開発。ターゲット分析に役立つ、TikTokオーディエンスのインサイト提供。サードパーティ製計測ツールと連携し、ビジネス貢献度を可視化する。人力と機械学習を用いたブランドセーフティーの強化などに注力する。
話題のカメラアプリ「Ulike」の広告メニュー
TikTok Adsでは、2019年にローンチしたカメラアプリ「Ulike(ユーライク)」の広告プロダクト開発も進めている。Ulikeは「自然に盛れる」アプリとして、20代の女性を中心に口コミで人気を広めている。
現在の主な広告メニューは4つ。まず、顔のパーツに合わせてメイクアップ効果を加えることのできる「コスメスタンプ」。店舗に行く前のコスメの体験などに活用することかできる。そして、画面の前面に雑誌・ポスター風に表示される「2D前景」。さらに、「起動画面広告」と広告主のWebサイトへ遷移させることができるクリッカブルな「Super Focus」がある。
岩田氏は、「ブランド体験を広げる各種プロダクトの開発と、その効果を可視化する取り組みを進めていく」と締め括った。