複業・副業マッチングサービス「KAIKOKU(カイコク)」を運営するBLAMは、マーケティング業務に携わる100名を対象にマーケティング人材に関する調査を実施した。
9割以上が自社の人材不足を感じる 特に「戦略設計」の人材が不足
所属企業や所属チームにおいてどんな人材が不足しているかを聞いたところ、98%の人が自社のマーケティングに関して人材不足を感じていることが明らかになった。特に「マーケティング戦略設計(51%)」担当者の不足が顕著で、業種別に見ても、事業会社(48.4%)、代理店(57.1%)と半数近くが不足していると回答する結果となり、業種を問わず、中・長期的な戦略を構築できるマーケターの育成が急務となっている。
代理店に戦略設計を求めるマーケターは4割以下
事業会社を担当しているマーケターに代理店、コンサルティング企業への希望を聞いたところ「事業のことを考えている(74.2%)」「提案・報告の動きが早い(62.9%)」「親身に対応してくれる(58.1%)」がベスト3となった。一方で「全体戦略を描ける(38.7%)」は4割以下にとどまり、戦略設計できる人材が不足している中、代理店や外部には頼らず社内で解決しようとしている実態が見える。
事業者が発注を控えたい代理店の特徴は「動きが遅い」がトップに
また、発注を控えたい代理店、コンサルティング企業について聞いたところ、「動きが遅い(79.0%)」が最も多い結果となった。
代理店に勤務するマーケターが希望する顧客の特徴トップ3は?
一方で、代理店でマーケティングを担当している人に顧客への希望を聞いたところ、「コミュニケーションが取りやすい(67.9%)」「パートナーとして働ける(64.3%)」「マーケの目標が明確(53.6%)」が上位となった。
代理店に勤務するマーケターが困る顧客の特徴トップ3は?
また、顧客に対して困ることを聞いたところ、「目標が曖昧(64.3%)」が最も多い結果となった。業界全体で戦略を設計できる人材が不足している中、明確な目標を立てられていない企業も多く、代理店を活用しきれていないことが懸念される。
今の企業に所属したまま副業を始めたいと思っているマーケターが約6割
最後に、自身のキャリア展望について聞いたところ、約6割(59%)が副業を希望していることがわかった。ほとんどのマーケティング担当者が人材不足を感じている中、副業人材の活用が期待される。
【調査概要】
調査方法:インターネットによる調査
調査期間:2019年12月18日~2020年1月9日
調査対象:業種・雇用形態を問わずマーケティング業務を行うマーケティング担当者100名(担当している企業の内訳は、事業会社62名、マーケティング関連の代理店・コンサルティング会社28名、その他10名)
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