コンテンツ制作は最も外注に向く業務の一つ
――ユーザー企業様のコンテンツ制作は、どのように進めていらっしゃるのでしょうか。
土屋:最初のヒアリングがカギになると考えています。ユーザー企業様が根本的に何をしたいのか、何を目標にしていてどう動こうとしているかをキャッチアップして、最適なソリューションを提供していくことを意識しています。
コンテンツマーケティングにおいて大事なことは、それを見たお客様がどう感じるかで、企業の自己満足で終わってしまってはいけません。どんなに質が高くても、コンテンツだけが一人歩きしてしまい、ユーザーの態度変容に貢献できなければ、それは成功とはいえません。そのため「誰に」「どう」伝えていきたいかは常に考えながら進めていますね。
それから、やはり「このコンテンツで何を成し遂げたいか」を明確にしておくことが重要です。認知拡大を狙って検索からの流入を増やすコンテンツを用意したのに、指標としてコンバージョンを追ってしまうということが起こると話が違ってきてしまうので、重要な指標がどれかを提示して、ときには軌道修正しながら成果に結びつけていきます。
――なるほど。発注するユーザー企業様が意識しておきたいポイントについても、教えていただけますか。
土屋:依頼する前の準備として、業務を棚卸しして整理しておくとスムーズです。誰に何を外注するのかを明確にしておかないと、担当領域が曖昧になってしまいがち。内部で行うものとアウトソースするものの領域と範囲を整理して、外注先とすり合わせておくことが大切です。
石井:HubSpotの運用担当としては、メールを送ったり、ランディングページを作ったり、ブログ機能を作ったりと、これからHubSpotを活用したい部分がたくさんありますが、どれもコンテンツがなければ実現することはできません。そのためコンテンツ制作を進めながら、HubSpot運用の手も緩めないという「両軸で進める意識」が重要だと感じています。
――最後に、ランサーズの利用を検討しているマーケターへのメッセージをお願いします。
浅野:HubSpotのようなMAツールを活用していく場合、コンテンツ領域が一番外注しやすい部分だと思います。その部分をアウトソースすることで、他にリソースを回すことができるようになるのではないでしょうか。
また、質の高いコンテンツを安定的に発信することで、それぞれの良し悪しを分析しながら勝ち筋を見つけたり、良いコンテンツを集客に活用したりと、次の施策につなげられるようになってきます。そうしてHubSpotの機能を網羅的に使ってもらうと、効率が良くなり効果も高くなるので、起点となるコンテンツ制作の体制作りは、ぜひ大切にしていただきたいと思います。
土屋:リソース不足が解消されれば、本来の業務に専念できるようになります。コンテンツ制作だけでなく、営業・マーケティングの中の業務をアウトソースする方法もあるので、目標を明確にしたうえで、「注力すべき部分」と「外部の力を借りて省力化する部分」を見極めてもらい、上手にサービスを活用していただければと思います。
――本日はありがとうございました。
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