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海外事業への挑戦で見えた景色 数字で成果を語り、責任を持ってマーケティングをリードしたい

2020/06/25 14:15

 広告・マーケティング業界で活躍する人物の職業人生、キャリアを伝える本連載。今回は、バルクオムの高橋文人氏を紹介する。新卒で美容系メーカーに入社し、ECモールの立ち上げをはじめ、若くしてWebマーケティング全般を任された同氏。数字で成果が現れるWebマーケティングをさらに極めたいと転職を決意し、現在はD2C(Direct to Consumer)の男性向けコスメブランドで注目を集めるバルクオムで活躍中だ。マーケターのキャリアを広げるべく挑んだ韓国でのビジネスでは、数々の困難を経験し、いつか必ずリベンジをしたいと語る。高橋氏のこれまでのキャリアと、展望を聞いた。

目次

※本記事は、2020年6月25日刊行の定期誌『MarkeZine』54号に掲載したものです。

新卒でWebマーケティングにのめり込む

株式会社バルクオム 国内事業本部本部長 高橋文人(Fumito Takahashi)氏
栃木県出身。2013年に新卒で美容系メーカーに入社。直販事業部にて、ECモールの立ち上げやWebマーケティング全般の業務に従事する。2017年8月にバルクオムに転職し、Webマーケティングの責任者を務める。2019年には、事業責任者として同社の韓国事業に関わり、ブランドの海外展開のあり方を模索した。2020年より現職。趣味は、ファッションとフットサル。

――美容領域のマーケターとして活躍中の高橋さん。あらためて、これまでのキャリアを教えてください。

 新卒で、美容系のメーカーに入社しました。商品の研究開発に関心があったのですが、直販部門のWebマーケティングの話を聞いておもしろそうだと感じ、マーケターのキャリアをスタートしています。身近な人へ商品を届けたいと考えメーカーを希望したのですが、ITもかっこいいなと思ったのです。とはいえ、社内にはまだまだWebマーケティング専門の担当者が少なかったため、パートナーの広告代理店の方たちから、数字の見方やデータ分析などを教えていただき、手探りで進めていました。

 メーカーでは、Webマーケティングのほぼすべての領域を経験しましたが、最も自身の糧になったのは、入社1年目に担当した、楽天ショップの立ち上げです。ページ作りから、受注・発送処理までもひとりで対応し、ひたすら目の前のことに取り組む日々を送りました。その後は、広告による集客やクリエイティブまわりなど、Webマーケティング全体を見るポジションを任され、そのおもしろさを実感していきました。特に、GoogleAnalyticsやSiteCatalyst(現・Adobe Analytics)などを用いてデータ分析ができるようになると、仕事がとても楽しくなってきたことを覚えています。3年目くらいになると、「ある商材のコンバージョンレートが何%上がると、月の獲得件数がこのぐらい増える」のような打ち手と結果における数字の関係性が見え、どんな要素が成果につながるのかが掴めてきたのです。Webマーケティングの魅力は、数字で成果が現れること。自分の成果と会社の成長が数字で説明できて実感できるのは、Webマーケターの醍醐味だと常々思っています。

――着実に、Webマーケターのキャリアを積み重ねていったのですね。では、どのような理由でバルクオムへと転職されたのでしょうか。

 Webマーケティングを極めたいと考えたからです。ジョブローテーションで、メーカーが取り扱うインポートブランドのブランドマネージャーになる予定でしたが、当時の私はWebマーケターとして専門性を高めたい気持ちが強く、転職を選びました。そのメーカーには女性系の商材が多く、漠然とその経験を活かすなら化粧品メーカーかなと思っていたところ、スタートアップで男性向け化粧品を専門に扱うバルクオムを知り、惹かれました。これまでとまったく逆の環境に飛び込むほうに、キャリアが広がる可能性を感じたのです。

 バルクオムに入社してからは、希望通りWebマーケティングを担当し、部署のマネジメントなども任され、自分なりの達成感は得られました。でも、マーケターとしてWebだけのキャリアは限定的だと感じるようになったのです。第一線で活躍されている方たちは、Webや広告だけでなく、リテールまわりや戦略立案などの幅広い経験や視点を持っています。私も、マーケティング全体を見たいと思い、社長と海外事業部の責任者に直談判して、立ち上げたばかりの韓国事業部の担当を任せていただくことになりました。

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