Criteoらが推奨するSparrowとは
次にCriteoらが推奨する「Sparrow」について説明します(参照URLはこちら)。こちらも情報は2020年8月5日時点のものです。
Sparrowは”Secure Private Advertising Remotely Run On Webserver”の略で、Turtledoveとの比較では、ブラウザベースのオークションを、信頼できるサーバー(ここではゲートキーパー)ベースのオークションに置き換えることを提案しています。基本的な仕様はTurtledoveと比較するとあまり変わりませんが、Gatekeeperというサービスを挟むことでプライバシーレベルをあげようとしています。
GatekeeperとはTurtledoveのブラウザの代わりに、インタレストグループオークションの実行と広告のWebバンドルの生成を担当するインターネットベースのサービスをさします。つまり、Gatekeeperというサービスを使って、ユーザーのインタレストグループに対しての入札を行うそうです。しかし、まだまだ不明瞭な部分が多くあるので、こちらはCriteoをはじめとする事業者のアナウンスを待ってみましょう。
本連載の第2回では、GumGum Japanに登場いただき、コンテキストアドの最前線を探っていきます。Cookieを用いない配信手法や、プライバシー問題への対策などより詳細なプロダクト仕様についてお話いただく予定です。