最後の一押しには「成功体験コンテンツ」が効く
顧客の背中を押すような「最後の一押し」コンテンツも不動産業界には多く用意されています。ここで効果を発揮するのは、実際の商品・サービスを利用した際の「成功体験」「課題解決体験」を共有することです。
同社はYouTubeの公式アカウントを持っており、シリーズの一つである「BiggerPockets Success Stories」では、実際に不動産投資で成功した人が体験談を語っています。信頼を獲得できている状態であれば、顧客は「こういった自分になれるのか」と感動してくれるはずです。

しかし不動産に関して知識が十分でない、興味がない人からすると、なんとなく信じられない内容に映ってしまうかもしれません。成功体験コンテンツは、届けるタイミングに注意が必要です。
「ここまで親切にしてくれるのか」という感動が信頼につながる
本記事では、不動産業界を例にコンテンツマーケティングの様々なアイデアを紹介してきました。オーディエンスの役に立ち、信頼してもらうという点に注目してきましたが、重要なのは、オーディエンスに「感動」してもらうこと。「ここまで親切にしてくれるのか」「自分もこんな体験がしてみたい」と思わせられるようなコンテンツを作ることは、業界を問わず大切な要素です。次回は「ぺルソナ設定の重要性」をテーマに、金融業界の事例を紐解いていきます。