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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

マーケティングを経営ごとに 識者のInsight

Facebook Japanが目指す、ニューノーマル時代のプラットフォーマーの姿

多様なステークホルダーを3つの軸で支援していく

――ビジネスの在り方を変える機会と捉えて取り組むことが、今後につながりそうですね。

 そうですね。我々としては、これを機にデジタル化に向き合う中小企業や自治体の方々がスムーズに使えるように、主に初期トレーニングにできる限りの工夫と配慮をしていきます。たとえばビジネスアカウントの作り方から解説するウェビナーを既に始めていますし、ビギナー事業者向けにInstagramのビジネス活用の基礎情報を提供するビジネスハブのような仕組みも開設しています。

――それは心強いですね。生活者、企業およびマーケター、また私たちパブリッシャーなどプラットフォーマーのステークホルダーは多種多様ですが、これからのニューノーマル時代に各者にどう向き合っていきたいとお考えですか?

 大きな方針は、前述の3本柱「社会・経済への貢献、安心安全な環境づくり、イノベーション」です。それに基づき、まず生活者に対しては、コミュニケーションの維持とコミュニティづくりを支援していきます。

 企業およびマーケターには、ビジネスのデジタルシフトを支援し、我々のプラットフォームをよりスムーズに使えるようにして、経済の再生に尽力したいです。同時に企業や自治体で働く人という点では、リモートワークは今後も続くでしょう。先ほどの柱のうち、イノベーションの観点で、我々の機能や製品を使った事例の創出と共有に力を入れていきます。米国での事例は先行していて、たとえばジョンソン・エンド・ジョンソンが外科医のトレーニングにVRのOculusを使い、一方的なビデオ教育ではカバーできない部分を支えています。また、Workplaceは我々も社内コミュニケーションに大いに活用していますが、リモートでも風通しよく働ける環境の提供にも努めたいです。

 信頼性の高いニュースを提供するパブリッシャーにも引き続き有効に活用いただきたいですし、同時に、様々なコンテンツを発信しているクリエイターの支援も視野に入れています。マネタイズや、人とつながって支持を集められる仕組みの整備などですね。実際、コロナ禍で利用者数も滞在時間も増える中、特に顕著だったのは動画やライブ配信の視聴だったんです。そのつくり手の皆さんに注目し、サポートしたいと考えています。

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この記事の著者

高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

安成 蓉子(編集部)(ヤスナリ ヨウコ)

MarkeZine編集部 編集長
1985年山口県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。専門商社で営業を経験し、2012年株式会社翔泳社に入社。マーケティング専門メディア『MarkeZine』の編集・企画・運営に携わる。2016年、雑誌『MarkeZine』を創刊し、サブスクリプション事業を開始。編集業務と並行して、デジタル時代に適した出版社・ウェブメディアの新ビジネスモデル構築に取り組んでいる。2019年4月、編集長就任。プライベートでは2児の母。

★編集...

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MarkeZine(マーケジン)
2020/09/25 13:00 https://markezine.jp/article/detail/34295

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