ネットエイジアは、男女50歳~79歳のシニア層に対して調査を行い、500名(男性:250名、女性:250名)の回答を得た。4月から輸入小麦の政府売り渡し価格が30%引き上げられたのを受けて、外食店のメニューの値上げが加速するなか、金銭的に余裕があるとされるシニア世代は、どのように外食を利用しているのだろうか。
最も利用頻度が高いのは「昼食」、女性にリッチ志向
シニア世代は、1日のうち、どの時間帯でタイミングで外食を利用することが多いのだろうか。朝食・昼食・夕食のなかで最も利用頻度が高いのは「昼食」で、昼食での外食頻度が「週1回以上」の割合が37.4%なのに対して、夕食では16.8%にとどまっている。一方、外食を利用する頻度が最も低いのは「朝食」で「週1回以上」の割合は8.8%。また、男女別で見ると、昼食時に外食する頻度が高いのは男性で「週1回以上」利用する人はほぼ半数に達している。
よく利用する店の種類も時間帯によって異なり、夕食に利用する店の上位は、「ファミリーレストラン」、「和食店」、「中華料理店」、「居酒屋」、「回転寿司店」、「焼肉店」なのに対して、昼食時の人気店は、「ファミリーレストラン」、「ラーメン店」、「そば・うどん店」、「定食屋」と、昼食時のほうが手軽な店が多くなっていることがわかる。また、男女別では、男性の利用する店トップ5は、「ラーメン店」、「そば・うどん店」、「定食屋」、「ファミレス」、「牛丼チェーン」。女性の上位は、「ファミレス」、「ラーメン店」、「そば・うどん店」、「和食店」で、5位に「イタリアレストラン」が入っており、女性は男性に比べて、リッチな昼食を選ぶ傾向があるようだ。
ランチ予算「500円以下」の男性は12.4%
気になるランチの予算についてたずねると、男性で最も多いのは「1000円」(22.1%)で、「800円」(14.8%)、「500円以下」(12.4%)が続く。予算額にバラツキがあるが、加重平均した予算額平均は825円。女性では、「1000円」(30.8%)が最も多く、「1200円」(13.7%)、「1500円以上」(10.1%)が続き、平均で989円と男性に比べ高めとなっている。また、男性で12.4%だった「500円以下」の回答は4%にとどまっている。
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