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CPAが最大約65%低下!スマートニュース×セプテーニ、新広告「カルーセル広告フォーマット」開発秘話

カルーセル広告を成長させた仮説と検証

MZ:カルーセル広告のテスト配信が開始してから、公式リリースまでは紆余曲折があったようですが、両社でどのように成果の出るプロダクトへ改善していったのかを教えてください。

小越(SN):一般的に、新しい広告プロダクトは、様々な制限を乗り越えながらリリースするので、予期せぬ問題が起こることも珍しくありません。

 我々はプロダクトが一度形になったあともより良い効果が出るようにPDCAを回し続けます。それは今回のカルーセル広告においても同様でした。プロセスにおいて、セプテーニ様には根気強くテスト配信のご協力や改善のためのご意見をいただきました。そのおかげもあり、公式リリースした現在においては、効果面でも広告主や代理店の皆様に喜んでいただけるプロダクトになっているかと思います。

本間(SEP):サービスの魅力をより多く訴求できるカルーセル広告と、独自のユーザー層が多く存在するSmartNewsの組み合わせには大きな可能性を感じていたので、思うような数値が出ないフェーズでも確信をもって進められました。スマートニュース様からも「各数値を分析し、仮説を立てて検証する」ためのコミュニケーションが常に行われていたことや、今までの信頼関係があったこともあり、常に同じ目線で改善に取り組めました。

配信面の見直しで広告効果が改善

MZ:具体的にどのように改善を進めたのでしょうか。またそれによってどのような変化が起きたのでしょうか。

仙波(SEP):配信面を変えたことでCPMを大きく下げられたのは、効果改善への大きな前進だったと思います。配信開始当初は、特定の業種を中心に、相性が良さそうなチャンネルに配信面を絞っていました。

Septeni Japan株式会社 メディア本部 メディア&ソリューション部 プロデューサー 仙波学氏

仙波(SEP):しかし配信面を絞ると、ユーザーの滞在時間に対して配信できるタイミングが制限されてしまい、CPMが高騰する状態に陥ってしまいました。これでは、どれだけCTRやCVRそしてユーザーのLTVが高くても、KPIを満たすのが難しくなり、一部の広告主にしか活用していただけなくなります。そこで、仮説検証の末、配信面をSmartNews全体のチャンネルへと広げました。それにより、CPMとその他の数値とのバランスがとても良い状態に落ち着きました。こうしたプロセスを経て、多くの広告主様に活用してもらいやすい広告プロダクトになったと考えています。

 他にも要因はありますが、カルーセルの配信面見直しを行う前と比較すると、単月の広告売り上げも130%程度に上がっています。今ではその内の3~4割ほどがカルーセル広告で構成されています。

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クリエイティブで勝負する武器が増え「やってみたい」という広告主が増加

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この記事の著者

西原 小晴(ニシハラ コハル)

 京都府立大学農学部出身。前職は大手印刷会社にて化学物質管理のシステム開発&管理者。退職後、化学・建設・環境法規制などの知識を活かして大手企業のライティングを行う。現在はリードナーチャリング、セールスライティングをメインとするマーケターとして活動中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2020/11/02 11:00 https://markezine.jp/article/detail/34538

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