マーケライズは、製造業界の営業・販促活動におけるコロナ禍の影響を調査。以下、一部内容を紹介する。
業績への影響、「変わらない」と回答したのは約16%
「新型コロナウイルス感染症の蔓延で、業績にはどのような影響がありましたか」の質問に対し、77%が『マイナスの影響を受けた』と回答。一方で、4%は『プラスの影響を受けた』、約16%は『変わらない』と回答した。『その他 (3%)』の中には、「今は大きなマイナスはないが今後が不安」「来年の業績に影響が出る」といった声もあり、全体の約80%が業績へのマイナス影響を実感しているようだ。
営業・販促活動で最も影響を受けたのは?
「新型コロナウイルス感染症の蔓延により、営業・販促面でマイナスの影響を受けたもの(複数回答)」について聞いたところ、92%が『展示会の延期/中止』、74%が『商談数(オンライン含む)の減少』と回答し、コロナ禍による社会変化が営業活動に著しく影響を及ぼす結果となった。また、『新製品の発売延期(13%)』や、『その他(9%)』では、「商談が長期化した」「製品の開発延期や導入の見直しがあった」というコメントも見られた。
コロナ禍で注力したのは、「商談・会議のオンライン化」や「メールマーケティング強化」
コロナ禍への対応としては、86%が『商談・会議のオンライン化』を実施、次いで『自社Webサイトの改修・見直し(52%)』 『メールマーケティングの強化(41%)』『Webセミナーの開催(36%)』と、デジタル施策が多く見られた。また、29%は『社内の営業・販促の体制変更/見直し』と回答。『その他(3%)』においても「注力製品の変更」「製品開発の積極化」といった生産体制に関するコメントも見られた。
BtoB製造業の営業・販促担当者の声
調査でのフリーコメントは以下のとおり。
- 対面での商談ができず、実際に商品を手に取って見てもらえるチャンスがなくなった。
- 試作製品を納入したが、納入先がテレワークのため製品の評価ができず、次のステップに進めない。
- 展示会が中止となり、潜在顧客のニーズ等の情報収集が難しくなっている。
- 年内の展示会がすべてなくなり、既存客以外へのアプローチが難しくなった。
【調査概要】
調査主体:マーケライズ
調査期間:2020年8月3~28日
調査方法:ネット調査
有効回答:149名
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