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リピート購買が増加!カルビーの「Jagabee」が行ったコロナ禍でのリブランディング

カルビーが仕掛けた、顧客と距離を縮めるデジタル活用とは?

MZ:では、リニューアルに向けて行った具体的な施策について教えてください。

小島:まず始めたのはSNSアカウントの立ち上げです。元々はカルビーの企業公式アカウントによるコミュニケーションが中心でしたが、今回のリニューアルに際しInstagramのアカウントをJagabeeブランドで立ち上げました。

小島:女性をターゲットとしていたので、その方々にアプローチする媒体として適切だと考え、商品のこだわりやJagabeeのキャラクターであるポッタの日常などを投稿して、親しみを持ってもらうようにしました。

MZ:その他にはいかがでしょうか。

小島:その他だと、住まいと暮らしに関する写真を投稿するSNSのRoomClip様が主催したオンラインイベントの「RoomClip おうち夏祭り」にも協賛しました。無料モニターを募集したりして、Jagabeeのある生活を画像付きで投稿いただきました。

 これにより、企業発信だけではない、生活者の皆さんに楽しんでもらうコミュニケーションの創出を狙いました。

企業視点では考え付かない食べ方を発見

MZ:モニター募集などによって、Jagabeeに関するどのような投稿が集まったのでしょうか。

小島:特に驚いたのは、ディップして食べる方が意外と多かった点ですね。たとえば、アボカドとレモンを混ぜたオリジナルディップを作って食べる方、フライドポテトの感覚でケチャップなどを付ける方など、我々では想像できなかった食べ方をされていました。その他にも、今後のコミュニケーションの参考になる投稿がモニターの方だけでなくたくさんの方から200枚近くの画像投稿が集まりました。

MZ:Instagramのアカウントに関してはいかがでしょうか。

冨本:フォロワー数で見るとまだこれからという段階ではありますが、商品を発売する以外でのコミュニケーション接点が作れたのは良かったです。また、現段階でもフォロワーの方から様々な反応が来ているので、これからも着実に伸ばしていければと思います。

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リニューアルを機にリピート購入が増加

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2020/11/05 08:00 https://markezine.jp/article/detail/34663

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