Pardot Trailblazer Award 2020を表彰
続いて、Pardotの先進的な活用方法を実現した企業や、Pardotで類まれな成果を収めた企業を表彰する「Pardot Trailblazer Award」の発表に移った。
映えある1社目は、アクシスコンサルティングだ。同社HR事業本部の南薫氏は、Pardotルーキーグループの立ち上げやPardotの使い方などをブログやTwitterを通じて広く情報発信。Pardot初心者から慣れ親しんだベテラン層に至るまで、多くの方々に有意義な情報を伝え、Pardotユーザーのスキル向上に貢献した。また自らもPardotコンサルタントの資格を獲得した。
南氏は「MAツールを何も知らない状態からPardotを利用しはじめ4年。『必要な人に、必要な情報を届ける』という長年の思いを実現することができました。2月にはPardotユーザー会から派生した、より初心者向けの『Pardotルーキーグループ』の立ち上げを経験し、多くの事例に接することでより深い学びを得られました」とPardotを活用してきた手応えを振り返った。
2社目はNECソリューションイノベータだ。同社からはマーケティング推進本部 フィールドマーケティンググループの飯島圭一氏、板本真一氏、瀬崎大輔氏の3名が登場。同社はユーザー会や外部イベントなどに登壇しPardotの具体的な効果について、積極的な情報発信を行ったことに加え、部署メンバー全員がPardotのスキルを取得し、15人超の資格取得者を輩出している点も高く評価された。
同社は「コロナ禍で当社のセールス&マーケティングプロセスの約8割が破壊されてしまいました。しかしすべての顧客接点をデジタル化することで、すばやく立て直すことができたと考えています。このデジタルマーケティング戦略の中核を担うのがPardotです」と、今年乗り越えてきた状況について話した。
同社では、ウェビナーの開催にPardotを存分に活用したという。1回のウェビナー実施にあたり、案内メールや受講票、実施後のアンケートメールなど約6回のメールをPardotから送信。「リードの離脱防止と、1ヵ月20回にも及ぶウェビナー開催をPardotに支えられました」と話す。
そして3社目はGMOペパボである。同社の一風変わったPardot活用方法が評価のポイントとなった。というのも、一般的によく使われるマーケティングのリード獲得やナーチャリングではなく、サービス利用開始後のオンボーディングにPardotを活用したのだ。70のメールテンプレートと119の1to1メールアクションを通じて、日々の業務の自動化を叶えた。
同社CS室 ECグループ カスタマーサクセスチームの立松貴央氏は「PardotのエンゲージメントスタジオとSalesforce連携を活用することで、複数分岐のシナリオメール設計が実現し、顧客フォローの自動化ができるようになりました」と、Pardotをサービス活用定着の観点で利用する秘訣について語った。