DATUM STUDIOは、ブランドマーケティングのプランニングと実行を手がけるFICCと協働し、データマーケティングコンサルティングサービスを開始した。
DATUM STUDIOは、AIモデル開発・運用支援など、データ分析にかかる多様なサービスの提供に注力してきた。一方、FICCは社会価値と経済価値を追求し続けているブランドマーケティングエージェンシーだ。
データマーケティングコンサルティングサービスは、データやテクノロジー、アナリティクスから消費者理解に基づく戦略策定を行い、独自のフレームワークによる設計によって、マーケティングを正しく管理していく。
また消費者視点で以下の3つのフローによって、主観のマーケティングからの脱却、施策のムダ打ちの回避、コミュニケーションコストの削減など、マーケティングのネガティブ要素を払拭させ、データドリブンに課題の解決を目指す。
1.戦略策定
ビッグデータを活用し、技術とデータ分析によって徹底的に顧客を理解し、可視化したペルソナに基づくコミュニケーション戦略を立案。
2.パーセプションフロー・モデルによるコミュニケーション設計
パーセプションフロー・モデルは、Coup Marketing Companyの音部大輔氏によって考案されたマーケティング・マネジメントのモデルだ。一連の購買行動プロセスを「自然な認識変化の流れ(パーセプションフロー)」として描き、組織的な協働を可能にするマーケティング活動全体の設計図としていく。パーセプションフロー・モデルとは、探索、選択、購入、使用を経て、満足、再購入、発信といった経路をたどることを指す。このパーセプションフローに基づくコミュニケーションを、DATUM STUDIOのデータ分析力とFICCのブランドマーケティングで培った知見とで設計していく。
3.デジタル施策の実行
データや広告配信プラットフォームを駆使して、コミュニケーションを設計していく。DATUM STUDIOのグループ会社である、Supershipの持つ広告配信プラットフォーム、DMPなどとデータ連携することで、より高精度なデータマーケティング施策が実行可能となる。
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