SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

新着記事一覧を見る

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

次世代マーケティング教室

実店舗は“販売”から“出会い”の場へ コロナ禍がもたらした変化

アフターコロナ時代、消費者の購買行動は

 アフターコロナの小売店は、従来どおり人通りの多い立地にある店舗が有利になると思っています。駅周辺の商業施設や郊外のショッピングモールなどに店舗があれば、商品を認知してもらいやすいからです。これからは通勤・通学などでの通りがかり、または主な用事を済ませた後、帰宅途中に立ち寄れる店舗で商品を試し、ネットで注文、配達してもらうといった買い方が当たり前になっていくでしょう。

 逆に、駅から離れたところにある店舗は、商品や店舗デザイン、または商業施設内の他テナントに相当な魅力がないと顧客に足を運んでもらえなくなるかもしれません。購買行動の第一歩は“認知”だからです。“顧客との接点づくり”は、D2Cブランドの場合と同様、人通りの少ない立地にある店舗にとっても課題と言えます。

 米国では百貨店大手のNordstrom(ノードストローム)が販売用の在庫を置かない「Nordstrom Local(ノードストロームローカル)」を2017年から展開するなど、“販売しない店舗”は1つの潮流になっています。日本でも丸井グループなどが店舗のショールーム化を推進しており、今後、小売業のOMOがさらに加速するのは間違いありません。

※1 帝国データバンク:「新型コロナウイルス関連倒産」動向調査
※2 総務省統計局:家計消費状況調査 ネットショッピングの状況について(2020年(令和2年)9月分結果)

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
次世代マーケティング教室連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

北川 卓司(キタガワ タクジ)

2004年に独立系PR会社に入社し、外資系のIRコンサルティング会社に転職。その後、学生時代から愛用していたカメラと写真のコミュニティが縁で、ウェブマーケティング担当としてロモグラフィー入社。 ロモジャパンCEO(最高経営責任者)を経て、仏EMLYON経営大学院でMBAを取得。2015年、ダイソンにリテールマネージ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2020/12/25 14:00 https://markezine.jp/article/detail/35116

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング