インキュデータは、3rdパーティクッキーに依存しないマーケティング支援を目的に、ユーザーが各種WebサービスにSNSなどのアカウントでログインできるようにするソーシャル・ログイン・プラットフォーム「Loghy(ロギー)」と、クッキーの利用に関する同意管理プラットフォーム「Qonsent(コンセント)」をローンチ。2021年1月12日から提供を開始する。
インキュデータは、ソフトバンク、博報堂、Treasure Dataの合弁会社。データ活用による企業の変革を支援している。
各ソリューションの詳細は以下のとおり。
ソーシャル・ログイン・プラットフォーム「Loghy」
「Loghy」では、Yahoo! JAPAN、LINE、Facebook、Google、TwitterおよびAppleのアカウントを利用して、各種Webサービスにログインすることが可能だ。これにより、Webサービスの会員登録におけるユーザーの負担を軽減する。また、企業においては、「Loghy」を導入することで、1stパーティデータを取得すると同時に、ユーザーの新規獲得数の向上やサービスの継続的な利用につなげることができる。
クッキーの利用に関する同意管理プラットフォーム「Qonsent」
「Qonsent」では、ユーザーのWebサイト訪問におけるクッキーの取得状況を管理。ユーザーは、Webサイトで利用されている各種機能・サービスの一覧とそれぞれのプライバシーポリシーを確認することができ、個別のサービスごとに同意の有無を選択して、いつでもクッキーの取得・利用状況を確認・変更することが可能だ。また、Webサイトの運営事業者においては、ユーザーからのクッキー同意の取得状況を把握できる。なお、「Qonsent」は、データ活用の透明性を確保した、パーソナルデータ活用の環境構築を目指すDataSign(データサイン)のサービスを利用して提供される。
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