目標の約1.5倍の投稿数が集まる結果に
MZ:キャンペーンによる成果はいかがでしたか。
巖:最終の応募総数が1万4,367件と、目標よりも高い数字となりました。また、Twitterでは1万3,000件近くのツイートがあったため、一番思い出を集めるのに貢献しました。
男女問わず様々な方がツイートをしており、家族との思い出やミスタードーナツでアルバイトをしていた際の思い出などシーンも様々でした。内容も食べ方の提案やほっこりするエピソードなど、ミスタードーナツの思い出を起点に様々な会話が生まれたと考えています。
MZ:もし、投稿数以外にも何か良い成果が得られていれば教えてください。
巖:同時期に販売していた新作「さつまいもド」の売り上げは非常に好調でした。実際に#ミスドの思いドで「さつまいもド」のことやお店に行ったことをツイートしていた方もいたので、多少店舗来店や購買のきっかけにはなっていたのかもしれません。
MZ:今回のキャンペーンでの気づきはありますか。
巖:商品告知以外でも活用の可能性があることですね。近年Twitterは商品告知をメインに活用していました。具体的には新商品の発売前に全貌は明かさずカンバセーショナルカードを使ってどんな商品が出るか予想してもらって盛り上げます。その後、発売から1ヵ月かけてその話題を維持しながら商品告知を行ってきました。
元々カンバセーショナルカードに慣れているお客様が多かったのもあるとは思いますが、投稿数が多かったのを見るとブランドに対する思いを語ってもらう場としてもTwitterが機能するんだと感じましたね。
その他にも、自社の持つ資産を活かすことが、会話を生むためには重要だということにも気づけました。今回はTwitter利用者の方が持つ「ミスタードーナツとの思い出」をフックにキャンペーンを実施したことで、多くの会話が生まれました。今後も長年ミスタードーナツが培ってきた資産を活かしたいです。
広告では伝えられない部分も伝えていきたい
MZ:最後に今後どのようにTwitterを活用していきたいか教えてください。
巖:今後もキャンペーンや商品告知に関しては、広告配信を中心に多くの方に届けていきたいです。また、Twitter公式アカウントフォロワー数も増加させていきたいです。
また、ミスタードーナツならではのツイートを通じて親しんでもらえるブランドとして成長させていきたいと考えています。どうしても広告ツイートでは商品の特徴も一部しか伝えられませんが、その伝えられなかった部分をオーガニックツイートで深堀して届けたいです。その他にも、ミスタードーナツの利用シーンを提案するツイートなども行い、想起していただくきっかけを増やしたいと思います。