投稿数をKPIに様々な施策を展開
MZ:では、実際にどういったキャンペーンを展開したのか教えてください。
巖:2020年9月4日から10月31日の間、Twitterとnote、郵送で「ミスドの思いド」エピソードを募集しました。また、応募した方の中で特賞に選ばれた方には、5,000円分のミスタードーナツカードと菅田将暉さんに投稿を読んでもらえて店内BGMでオンエアできる権利を、また500名の方には原田治さんが50周年記念にデザインしたミスタードーナツカードをプレゼントすることにしました。
MZ:50周年キャンペーンならではかつ、ミスタードーナツファンにとっても嬉しいプレゼントですね。キャンペーンにおけるKPIはありましたか。
巖:投稿数ですね。今回は商品告知ではないので、来店や直接的な売り上げよりも多くの方に思い出を語っていただきたいと考えていました。具体的には1万件の投稿を目標にしていました。
MZ:「ミスドの思いド」キャンペーンは、Twitterを中心に告知したのでしょうか。
巖:Twitterが中心ですね。Twitterではカンバセーショナルカードによる広告配信とオーガニック投稿を行いつつ、店内POPや折り込みチラシ、検索連動型広告やディスプレイ広告でもお知らせしていました。
ハードルを下げて投稿数を増加
MZ:カンバセーショナルカードを活用したとのことですが、活用時に気を付けたことはありますか。
巖:投稿のハードルをいかに下げられるかは意識していました。普段から商品告知の際にカンバセーショナルカードは活用しているのですが、その際は複数の選択肢を用意して新しい商品がどんなものかを想像してもらうようにしています。
しかし、「ミスドの思いド」に関しては#ミスドの思いドのボタンと募集ツイートだけにして、ボタンを押せばすぐ思い出が書き込めて応募できる状態にしました。
MZ:1ヵ月近く募集していたと思いますが、基本的にずっと広告を配信していたのでしょうか。
巖:募集期間中は基本的にカンバセーショナルカードを配信していました。また、ミスタードーナツのTwitter公式アカウントでのオーガニック投稿は、募集期間の中盤に行い中押しとして活用していました。