SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

定期誌『MarkeZine』特集

2021年のマーケティング戦略(プラットフォーマー/コンサル/エージェンシー編)

メーカー向けプロダクトとIDベースのマーケティングに注力(楽天)

2020年を振り返って

 コロナ禍において、企業がオンラインで消費者との接点を増やす動きが加速し、ECプラットフォームがより重要なチャネルとなった一年でした。私たちは2020年に「楽天市場」の商品検索結果画面に運用型広告を配信するメーカー向け広告プロダクト「RMP - Sales Expansion」の提供を開始しました。「楽天市場」出店店舗に加え、メーカー企業に対しても「楽天市場」の検索結果に表示できる広告を提供します。このような取り組みなどを通じて、自社商品の効率的な認知獲得や販売促進を目指す企業様を支援してまいりました。

2021年へ向けて

 前述の「RMP - Sales Expansion」を通じて、メーカーなどのクライアント様に「楽天市場」の特長を最大限に活用したマーケティング活動を実施いただけるよう取り組みます。また広告業界においては、広告配信におけるサードパーティCookieなどの利用を制限する動きが加速しています。私たちには1億以上の楽天会員とそれに基づく楽天IDがあり、サードパーティに依存しないオンライン・オフライン双方の膨大な消費行動分析データを蓄積しています。引き続き、楽天IDをベースにした独自のマーケティングソリューションを通じて、クライアント様のマーケティング活動に貢献してまいります。

執行役員 紺野俊介氏
横浜市立大学卒業後、EDS Japan(現日本ヒューレット・パッカード)を経て、2003年にアイレップに入社。デジタルマーケティング事業を牽引し、2006年には大阪証券取引所ヘラクレス(現大阪証券取引所JASDAQ)への上場に成功。同年取締役に就任。2009年からは10年間代表取締役社長を務め、アイレップを運用型広告でトップクラスの企業へと導く。2018年7月、楽天入社。同年8月より現職。

顧客の体験を軸に企業全体でBX変革を(アクセンチュア インタラクティブ)

2020年を振り返って

 2020年、私たちの暮らしや働き方は根底から変わりました。リモートワークやオンラインでの買い物が浸透して、デジタルは当たり前になりました。企業は生活者を起点にブランド、マーケティングや販売、サービスの在り方を根本的に見直すことが求められています。弊社では体験の創出だけでなく消費者ニーズに柔軟に即応する企業変革を支援できるよう、体制を大きく強化しました。デザインスタジオFjord(フィヨルド)Tokyoはじめ、アクセンチュアインタラクティブ自体も2020年3月に組織を拡充し、ブランド価値向上のご支援をしています。

2021年へ向けて

 新しい行動様式・価値観を持つ生活者に対して優れた体験を提供するには、従来の顧客体験(CX)の追求だけでは不十分です。自社のパーパスを明確に定め、それを実現するためのサービスのあり方、顧客接点、サプライチェーン、ものづくりなど、ビジネス全体を柔軟に変化させることが求められるでしょう。顧客の体験を軸に、そのような企業体になることを私たちは“Business of Experience(BX)”と呼んでいます。戦略立案、クリエイティブ、デザイン、アナリティクス、テクノロジー、業界理解など、幅広い専門性を持つ総合チームでお客様のBX変革を支援します。

執行役員・インタラクティブ本部 統括本部長 黒川順一郎氏
SIerを経てアクセンチュアに入社。業界横断でIT戦略、デジタル戦略を中心としたコンサルティングサービスに従事。IMJのM&Aをはじめ、デザインスタジオFjordやCGIに強みを持つMackevisionなどのブランドの日本立ち上げを率いた。「2020年ジャパン・デジタル・エージェンシー・オブ・ザ・イヤー金賞」他、受賞多数。

AIが一般化 組織のリテラシー向上も鍵に(サイバーエージェント)

2020年を振り返って

 COVID-19により、生活様式に変化が起きたことで半ば強制的にメディアやコンテンツなどに起きつつある流れが加速しました。隠れていたものが鮮明になり、盛衰が加速し始めた印象です。利便性が高いものや一度できた流れは元には戻らないと思います。マーケティングにおいても、WHO・WHATに対して求められるソリューションが多様化し、人がやる部分とそうではない部分を意識的に設計しないと成果が生まれない状況となってきました。AIがマーケティングにおいてもソリューションとして一般化した年と言ってもいいのではないでしょうか。

2021年へ向けて

 マーケティングが次のステージにいくための組織やプロセスの改革を行いたいと考えています。事業別、機能別というのはよく論点になり、どちらも一長一短と言われますが、事業戦略・P/Lに紐付きながら専門性・品質を高める、いわば両方の良いところを成立させる構造・文化形成にチャレンジします。常に進化するBIを活用するリテラシーを組織全体で高めて基盤とし、理にかなった効率的なアプローチを構造的に目指します。

執行役員/宣伝本部 本部長 野村智寿氏
2004年サイバーエージェント入社。インターネット広告事業本部にてナショナルクライアントを多数担当。2011年10月に新規事業開発のため、プロデューサーに転身。2012年12月にAmebaプロモーション室室長に就任し、2014年10月に宣伝本部立ち上げ。現、サイバーエージェント執行役員および宣伝本部本部長。ABEMAやAWA、ゲームなど自社事業のマーケティング・プロモーションを手がける。

次のページ
「業」の捉え直しを実践に活かす(電通)

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
定期誌『MarkeZine』特集連載記事一覧

もっと読む

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2021/02/26 17:50 https://markezine.jp/article/detail/35327

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング