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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

定期誌『MarkeZine』特集

2021年のマーケティング戦略(プラットフォーマー/コンサル/エージェンシー編)

「業」の捉え直しを実践に活かす(電通)

2020年を振り返って

 パーパス、4Pそのもの、企業のビジョニング、サプライチェーン見直しなど、これまでのマーケティングが問われ続けた1年でした。本質に立ち返り「業(うちは何屋なのか)」を見つめ直し、誰のために、何を提供し、そしてどのようにお届けするのかを考え直す機会にもなりました。よりよい社会を、よりよい顧客との関係性を、そして持続可能な成長を生み出すビジョンを作る年であり、電通も、ビジネスデザイン、顧客体験そしてDXをグループ全体で推進していく自らの「業」の捉え直しを行いました。

2021年へ向けて

 2020に再設定したマーケティングをスピーディーに実践し、結果を高速でチューニングし、ROIに徹底的にこだわっていきます。そのためには、0(ゼロ)パーティ、1stパーティ、2ndパーティ、3rdパーティデータをセキュアな環境下で最大限活用し、顧客理解のさらなる深掘り、顧客のモーメントに合わせた情報提供、ソーシャルとのインタラクションの活用、高速多次元PDCA、ファン化と、顧客体験の全体を施策ニュートラルで実施できる力が問われてきます。サイエンスとクリエーティビティを駆使して、顧客(潜在含む)にとって価値ある体験を提案・実施していきます。

執行役員 鈴木禎久氏
マーケティング部門、ビジネスクリエーション部門、ビジネスインテリジェンス部門、プロモーション部門、電通デジタル代表取締役社長を経て、現在電通ソリューション部門を担当。電通グループが提唱する人基点のPeople Driven Marketing(PDM)を推進中!

非接触化やDXの“先”を見据えて(博報堂)

2020年を振り返って

 COVID-19の影響もあり、次の3点に関するご相談や取り組みが多数ありました。「【1】接触型(オフライン)で行っていた様々な顧客接点・体験の急激な非接触シフト(オンライン化、DX含む)」「【2】企業の存在意義=パーパスの再定義」「【3】事業のアクション〜コミュニケーションの実装」これらは仕組みだけを用意しても実現できません。ゴールを設定し、人々の動きや動機付けを構想し、形にできるクリエイターが活躍しました。

2021年へ向けて

 「非接触化やDXの先(骨太な中身作り)」に注力します。たとえば「企業として短期と中長期で目指すべきこと」「デジタル組織と従来型組織の本当の融合」「企業と顧客のつながり以外に新たにつながるべき相手とは」「長く愛されるブランドのあり方」といったテーマの重要性が増すはずです。ここにおいては鳥の目(社会や未来がどうなるか)と、虫の目(そのとき自社にあるアセットをどう有効活用できるのか)の両方が必要です。多くの方とこの目線を一緒に持ち、新しいつながりやビジネス、希望の輪を創っていけたら嬉しいです。

統合プラニング局 局長/
エグゼクティブクリエイティブディレクター 茂呂譲治氏

2011年8月より博報堂に中途入社。以降、デジタル時代を前提とした、クリエイティブから、マスやリアルも含めた統合コミュニケーション、事業策定まで向き合うクリエイティブ組織を率い、自らもECDとして複数の事業会社やプラットフォーマーの対面として向き合う。

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MarkeZine(マーケジン)
2021/02/26 17:50 https://markezine.jp/article/detail/35327

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