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スポーツ×デジタルマーケティングの現在位置を探る

メール担当者必見!スポーツに学ぶ、メールマーケティングに欠かせない基本

 プラスクラス・スポーツ・インキュベーションの平地氏とともに、スポーツ業界のマーケティングの現状と課題、今後について探る本連載。今回は、スポーツチーム・団体はもちろん、多くの企業にとって欠かせないチャネルであるメールを活用したマーケティングの基本について、ラクスの安藤氏に話を聞いた。

態度変容のないメールに意味はない

平地:今回はラクスの安藤さんに、メールマーケティング×スポーツでお話を聞いていきます。まず、メールマーケティングにおける最新のトレンドや押さえておくべきポイントを教えてください。

安藤:メールマーケティングで一番重要なのは、メールを通じていかに態度変容を引き起こすか、ということです。そのため、態度変容を目的としていないメールになっていないかを考えることが重要になります。

株式会社ラクス FOクラウド事業本部 MC事業部 事業部長 安藤 健作氏
株式会社ラクス FOクラウド事業本部 MC事業部 事業部長 安藤 健作氏

安藤:たとえば、一昔前のメルマガだと「最近寒くなりましたね」などの季節に合わせた挨拶に始まり、メールの後半に編集後記が入っているようなものがありました。しかし、そういった内容のメルマガでは態度変容は起きません。そのため、売り上げを上げたい、ファンを増やしたいといった目的に合わせて態度変容を促すメールを作ることが重要です。

 また、よく「メルマガのネタがない」「文章がうまく書けない」といった相談を受けますが、これらに関しても難しく考える必要はないと思っています。

平地:それは、文章がうまくなくても要点をうまくまとめればメールとして成立するということでしょうか。

安藤:そうですね。というのも、当社の調査では、開封されたメルマガの平均閲覧時間は7秒以下であることがわかっています。7秒で読める文字数は多くて140文字ほどなので、手短に要点を押さえることがメールを作るポイントになります。

ファーストビューにCTAは必須/件名に力を注げ

平地:140文字だとTwitterの1投稿分くらいですから、相当短いですね。

プラスクラス・スポーツ・インキュベーション株式会社 代表取締役 平地 大樹氏
プラスクラス・スポーツ・インキュベーション株式会社 代表取締役 平地 大樹氏

安藤:そのため、先ほど例に挙げたような導入文を冒頭に書いているとそこで読者は離脱してしまうため、肝心な訴求ポイントが伝わりません。当然、編集後記も書いたところでそんなところまで読まれないのです。そう考えると、メールを開封したファーストビューにCTAを置くことが、態度変容を促すためには重要だということがおわかりになるかと思います。

 よくLP風にメールを作り、文章を一通り読んだ先にCTAがあるケースを見かけますが、この場合多くが離脱につながるのであまりおすすめしません。

平地:なるほど。件名も非常に重要な要素の一つだと思いますが、そこに関してはいかがでしょうか。

安藤:件名はメールの効果を最も左右する要素だと思います。これも失敗例を挙げると「【○○様】~~のお知らせ」のような、いかにも機械的に送っているような件名の開封率は低いです。普段取引先に送るメールを意識して、件名を作っていくことが求められます。

 また、BtoCの商材を扱っている企業の場合、お客様の多くがメールをスマートフォンで見ていると思いますので、件名の短さも重要になってきます。一般的なスマホだと件名の15文字目以降は省略されてしまうため、お客様のメリットになることや興味を引けるような内容をいかに短くストレートに表現できるかが重要です。

 この短い件名と、先ほどのファーストビューでCTAを表示することは鉄板中の鉄板です。

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

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MarkeZine(マーケジン)
2021/02/01 09:00 https://markezine.jp/article/detail/35352

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