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Twitterカルーセル広告の効果を最大化する方法【プロダクト戦略責任者が一挙解説】

スワイプできることに気づかせる3つの方法

犬飼:1つ目のトリガーである「スワイプできることに気づく」を発動させるために必要なことは「カード2枚目の色に注意する」「スワイプを促すビジュアルキューを入れる」「ビデオの場合はカード1枚目のビデオを短くする」の3つです。それぞれのポイントについて解説します。

1.カード2枚目の色に注意する

 まず、Twitter利用者の方にタイムラインに流れている広告がカルーセル広告であることに気づいてもらうために、2枚目のカードの左端を目立たせることで視認させることが重要です。Twitterアプリでは白・ダークブルー・黒の3種類の背景色を設定できるため、それらの色は避けて目立つ色を選択することが求められます。たとえば、コミックアプリを展開する企業様は、マンガのコマの枠線に色を付けることで目立たせていますね。

2.スワイプを促すビジュアルキューを入れる

 1枚目と2枚目に重なる形で矢印のマークやイラストなどのビジュアルキューを入れるのも1つの手です。この方法は2枚目以降も非常に有効です。複数枚にわたりつながっているように見えるクリエイティブを作るのも、スワイプを促す上では非常に有効と思われます。

3.ビデオの場合はカード1枚目のビデオを短くする

 ビデオカルーセルには「オートアドバンス」という機能が備わっています。同機能により、各カード内でのビデオ再生が終了すると次のカードのビデオが再生されるようになっています。そのため、Twitter利用者の方はスワイプをせずとも複数のカードを見ることができます。

 そして、この機能を最大限に活かすためにも、1枚目のカードのビデオを短くすることが効果的です。短くすることで、2枚目以降に続きがあることを効果的にアピールすることができます。

MZ:ちなみに短くとは、何秒くらいのビデオが良いのでしょうか。

犬飼:上手くいっている企業様の事例を見ると、6秒以下であるケースが多いですね。ずっと6秒以下のビデオで構成しているところもあれば、1枚目だけを数秒と極端に短くして、続きを見てもらうところもあります。

スワイプしたくなるおすすめの構成とは

犬飼:では、続いて2つ目のトリガーである「スワイプしたくなる」を発動させるための方法ですが、カードの構成を意識することが重要です。ここでは、カルーセル広告でおすすめの構成として、「ストーリー」「使い方(遊び方)・操作方法」「特長・効用・キャンペーン」「商品写真・キャラ一覧」の4パターンを紹介します。

1.ストーリー

 カルーセル広告はストーリーを順序立てて見せるのに最適なフォーマットだと思っています。マンガアプリ・サービスを展開する企業様はストーリーの一部をカルーセルで見せることで、その先に興味を持った利用者をWebサイトやアプリに誘導しています。

 また、ゲームアプリや映画・ビデオ配信においても、テンポ良くストーリーの序盤をカルーセル広告で見せるというような応用が可能です。

2.使い方(遊び方)・操作方法

 主にアプリの使い方について、順を追って説明するカルーセルを作ることで、インストール前からそのアプリの利用イメージを喚起し、見込みの高いアプリユーザーにインストールを促すことができます。

 ビデオを使う場合は、サウンドオフで見ることを想定し、音だけでなく字幕などでもアピールポイントを伝えると良いでしょう。

3.特長・効用・キャンペーン

 商品やサービスに有力なアピールポイントが複数ある場合は、それぞれの特長をカードごとに記載してその魅力をアピールすることをおすすめします。この場合、1枚目に最もターゲットが魅力に感じるであろうカードを持ってくることが効果的です。

 また、種類やバリエーションの多さが特長としてある場合は、取扱商品の一覧を各カードに載せることで訴求することもできると思います。

4.商品写真・キャラ一覧

 ECを展開する企業の多くで採用されているのが、商品写真をカルーセルで見せる方法です。取り扱う商品からおすすめのものをいくつかピックアップして見せることができるので、商品ラインナップの多いECには非常に適しています。

 また、この方法でカルーセル広告を活用して成果を上げているのは、ラグジュアリーブランドとゲームアプリです。前者に関しては、ブランドの世界観を統一して伝えるべく、文字で伝えるべき情報はツイート本文に入れ、テキストなしの商品画像を複数入れています。後者に関しては、たとえば推しキャラクターの未公開ビデオをカルーセルで次々に紹介することで、既存ファンのリエンゲージメントを図っています。

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この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2021/03/31 12:00 https://markezine.jp/article/detail/35715

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