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スポーツ×デジタルマーケティングの現在位置を探る

コロナ禍でのファン×選手のコミュニケーションを実現!川崎ブレイブサンダースのオンラインサロン事例


Facebookグループでオンラインサロンを始めた理由は?

平地:双方向コミュニケーションというオンラインサロンならではの特徴を存分に活かしたコンテンツが人気なんですね。オンラインサロンを運営するにも、プラットフォームが色々ある中で、Facebookを選んだのはなぜでしょうか。

藤掛:ライブ配信や双方向コミュニケーションに関する機能など、我々が提供したいサービスの基盤が整っているからですね。また、実名制のため、ファン同士がお互いを認識して新しいつながりを作ることができますし、選手側も実名と写真で認識することで、実際に会場で見かけた際に声をかけることも可能になるのではと考えたためです。

平地:ファンの方も実名であることで、コミュニティが荒れるリスクも下がるので、実名制のメリットは大きそうですね。ライブ配信を行う際に時間帯など気を付けている点はありますか。

藤掛:基本的には夜に配信を行うようにしています。平日の昼間などにしてしまうと、見ることのできる方が限られてしまうので。練習後などの選手と調整をして、20時ごろなどに配信を始めるようにしています。

コミュニティの盛り上げと拡大、それぞれで意識していることは?

平地:オンラインサロンを成長させる上で、既存会員の盛り上げと新規会員の獲得の両軸で動く必要があると思いますが、それぞれに対してどのような取り組みをしているか教えてください。

藤掛:既存会員の盛り上げに関しては、コンテンツの満足度を上げることを前提に、継続特典の設計も重要だと考えています。現在は2ヵ月継続した方を対象にオンラインサイン会を実施し、また、1年継続した方には、選手とのオンライン打ち上げの抽選権をプレゼントしています。その他にも不定期でプレゼント企画を実施するなど、長く続けていただいた方にお返しとなるようなものを提供していきたいと考えています。

 また、新規獲得に関しては、SNSを活用してオンラインサロンで展開しているコンテンツを一部切り出して紹介しています。オンラインサロンだとコンテンツが閉じられたものになるので、入会するとどのようなコンテンツを見ることができるか知っていただけるよう意識しています。

 加えて、友達紹介キャンペーンも行いました。過去に撮りためていた秘蔵写真をまとめてオリジナルカレンダーにし、紹介いただいた方と入会いただいた方それぞれにプレゼントしました。

平地:それは面白いですね。やはりそこにしかないモノがあるのが、オンラインサロンを運営していく上で欠かせないんでしょうね。

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プラットフォームごとの役割とコンセプトを明確に

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2021/03/31 13:12 https://markezine.jp/article/detail/35786

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