事業アクションにつなげるソーシャルリスニングの活用
MZ:実際にTalkwalkerでどのようなソーシャルリスニングを行っていたのか教えてください。
廣崎:基本的には、Talkwalkerさんのツール上でminneに関する言及数、SNS上で話題になっているテーマや投稿を見るようにしています。
minne以外にも販売できる手段がある中で、minneについて言及してくれている方はどのようなことに関心がある方なのか、またどんな企画を実施したらminneについてもっと言及したくなるような環境を作り出せるのか、などを複数のワードを掛け合わせて確認しています。
廣崎:その他にも、ソーシャルメディアの運用改善にも活用しています。Twitterアナリティクスのデータと連動して、画像が何枚掲載されているツイートが良いのか、どのジャンルに関するツイートが良いのか、などを分析し、投稿するコンテンツのチューニングを行っています。
MZ:加藤さんはいかがでしょうか。
加藤:PRにおいてはメディアの掲載状況の確認、インフルエンサー・アンバサダーの発掘に活用してます。minneについて発信してくださっている方の中でSNS上での影響力のある方たちを一覧で見ることができます。
また、よりリーチしたメディア掲載やフォロワー数の多い方などでソートすることや、SNSを活用した企画や投稿がどのように広がったかを見ることができるため、今後のコラボレーション先を探す上でも非常に参考になっています。これらを人力で探すのは非常に大変なので、一元管理して見られるのは非常にありがたいです。
ハッシュタグキャンペーンの成果も数字で把握
MZ:御社は「#エアハンマケ」のような、ハッシュタグを起点にしたキャンペーンに力を入れていると聞いています。実際にTalkwalkerを活用しながら、成果を出すことができたハッシュタグキャンペーンはありますか。
加藤:最近だと、作家・ブランドさんがminneで新作を出した時にSNS上での告知に使用できる「#minne_new」というハッシュタグを用意しました。
これまで、企画やキャンペーンごとにユーザーさんに使っていただけるようなハッシュタグを都度用意をしていたのですが、「#minne_new」は常に素敵なものが見つかるずっと使い続けられるハッシュタグとして、今回公式で初めて用意しました。今年の3月に投稿促進企画として「#minne_new WEEK」を開催したのですが、1週間で9,000件を超える投稿が集まり、とても多くの作家・ブランドさんにハッシュタグを使っていただけました。
Talkwalkerを導入してから「#minne」の言及数を定点観測する習慣がチーム内でできたことが「#minne」のようにずっと使っていただけるハッシュタグを作ろうと思ったきっかけでもあるので、常にSNSの動向を追う体制ができたのもTalkwalkerのおかげだと思っています。
SNSを活用した取り組みを行う中で定量面に大きく話題になったことを可視化でき、その要因をきちんと理解する上で、ソーシャルリスニングは欠かせないものになっています。