LINEは、同社が保有するリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」において、日本全国の高校1年生~3年生の男女を対象に、高校生の中で流行っている言葉や昔の流行語に対する認知度の調査を行った。
今年最も流行りそうな言葉は、全体・男女別ともに「ぴえん」が1位
高校生に今年最も流行りそうな言葉について聞いた結果、全体・男女別ともに「ぴえん」が1位となった。
2位以降は男女差が見られ、全体2位は「おはようでやんす」がランクイン。この言葉はYou Tuberグループ「ウチら3姉妹」のメンバーである「とーあ」が使い、TikTokで話題となった。メイク動画が多いチャンネルということもあり、男子高生のランキングでは圏外だった。
学年別で「流行しそうだと思う理由」や「影響のあるSNS」に差異
流行しそうだと思う理由については、学年別で回答が分かれた。高校1年生の回答は「まわりの友だちや知り合いが使っているから」が約半数と最も高く、TikTokによる影響も他の学年に比べて大きいことがわかった。高校3年生は有名人や芸能人をはじめ、お笑いのギャグ・ネタ、インフルエンサー(You Tuber、TikTokerなど)といった、特定の人物から影響を受けている割合が高く、他の学年に比べてTwitterの影響が大きいという特徴も。
高校生が知っている過去の流行語TOPは「激おこぷんぷん丸」
さらにLINEリサーチでは、1990~2010年代の流行語を現在の高校生がどの程度知っているのかを調査したところ、「知っているものはない」と回答した人は5%とごく少数だった。
高校生の認知度がTOPだったのは「激おこぷんぷん丸」、2位が「リア充」、3位が「どんだけ~」で、いずれも80%以上。一方、高校生にあまり知られていない流行語の1位は「ゲットン」で、手に入れた/ゲットした、という意味で使われていた言葉だ。
男女別に見ると、男子高生より女子高生のほうが流行語を知っている割合が高く、特に認知されていたのは、2010年代に流行った「きゃわたん」「テンアゲ」「アゲぽよ・サゲぽよ」「てへぺろ」などだった。
【調査概要】
調査手法:LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の高校1年生~3年生の男女
実施時期:2021年2月3日(水)~4日(木)
有効回収数:1050サンプル
※表/グラフ中の数字は小数点以下第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合や、同じパーセンテージでも見え方が異なる場合がある
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