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日本の運用者TOP3に学ぶ、Criteoで最大の成果を引き出す方法

これからのデータ利用規制にどう対応する?

中村:では、続いて今後のデータ利用規制に対する対応についてお聞きします。GoogleのブラウザであるChromeでは将来的なサードパーティーCookieの廃止が発表され、AppleでもIDFAの利用に関する新しいポリシーが適用されるなど、データに対する規制が強まってきています。

 これに関して、代理店の皆さんでは現状どのような対応を進めていらっしゃるのか、またCriteoに対しての要望や期待することもお伺いできればと思いますが、小野さんからお願いします。

ソウルドアウト株式会社 マーケティングテクノロジー本部 本部長 小野 友嘉氏
ソウルドアウト株式会社 マーケティングテクノロジー本部 本部長 小野 友嘉氏

小野:AppleやGoogleなど規制を行っていくプラットフォーマーがどういった思想なのかをガイドラインなどから読み解いて、トライ&エラーをしていきたいと考えています。ただ、海外の情報をお客様に伝えるだけでは理解してもらえないので、きちんと我々が理解してその上でどういった思想で運用していくかを伝えることが重要だと感じています。

 また、ゼロパーティーデータやファーストパーティーデータの価値が高まってくるので、そこの蓄積・活用もサポートできればと思います。

中村:そうですね。Criteoとしても、大前提としてユーザーのプライバシーを守ることは大切なことだと考えていますので、その上でプラットフォーマーごとの思想や考え方を理解し、新しい仕組みやポリシーに対応していく必要がありますね。次は、余川さんはいかがですか?

余川:現在は情報収集を常に心がけて、今後考えられる影響をクライアント様や社内に発信しています。また、noteでの情報提供も行っています。私はこの規制が進むにつれて考えなければいけないことが2つあると思っていて、それは法規制の順守と広告成果の可視化です。

 法規制の順守に関しては引き続き情報収集を行い、決められたルールの中でファーストパーティーデータの活用などを検討していきたいと考えています。一方広告成果の可視化に関しては、これまで細かに計測できていたものができなくなる可能性があります。そのため、広告がKGIに対しどう貢献しているのかを計測するだけではなく、統計学などを用いて証明していくアプローチも必要になってくるだろうと考えています。

中村:なるほど。我々メディアサイドとしては、その新しいアプローチに対してどのようにデータを提供してサポートしていけるのか、検証も含めて一緒に取り組んでいく必要がありますね。では最後に北島さんからもご意見をお伺いできればと思います。

北島:現状既に影響を受けている媒体や一部計測ができなくなっている事例を見聞きしているので、お客様に不安を与えないよう細かなサポートを心がけ、そのような事態が起きている技術的な背景を理解し、お客様に伝えなければならないと思っています。

 また、その変化によってパフォーマンスが低下している媒体も出てきているので、広告代理店の役割として、未来を見据えたポートフォリオやマーケティングプランの設計を提案できたらと思います。

EC以外でもCriteo活用を増やす

中村:皆さんがこれからのデータ利用規制に対しても、すでに対応を始められていることが伺えました。我々Criteoとしてもこれからのどう対応していくのか、今後もぜひ情報交換させていただければと思います。では、最後に皆さんにCriteo Expertとして、今後お客様に対してどのような支援をしていきたいか、その展望を教えてください。

小野:お客様のアドテクノロジーに関する困りごとを解決できる存在、そしてデータ活用を推進できる存在でありたいと思っています。時代の潮流を読んで、そこに合わせた提案を的確にできるようにしていきたいですね。

北島:Criteo Expertの名に恥じないインプットとアウトプットを行っていきたいです。また、私1人だけCriteoに詳しくてもあまり意味がないと思っているので、社内の他のメンバーにもCriteoのことを深く理解して好きになってもらい、運用力の底上げを図っていきたいです。

 今後も引き続きCriteo Expertとして新しい機能のテスト配信などには積極的に協力して、Criteoをより良いプロダクトにするお手伝いができればと思っています。

余川:今後もリターゲティング広告に限らずCriteoのファンを増やしていきたいです。そして、Criteoで高いパフォーマンスが発揮できるよう、様々なクライアント様の支援ができればと思っています。

 Criteoを活用する企業のメインはECですが、アプリインストールにおいても他の媒体に引けを取らないパフォーマンスですし、単一訴求においても結果が出ている事例も出てきています。ダイナミックやリターゲティングを使わずとも、パフォーマンス目的であればCriteoはあらゆるケースで活用できると思っているので、様々な企業に対しCriteoでビジネス成長できる体験を提供できたら嬉しいです。

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2021/09/13 10:00 https://markezine.jp/article/detail/36543

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