実購買データでテレビ×デジタルのオーバーラップ効果を実証
このケースでは、某大手流通企業が、関西エリアと中京エリアで、今年の2月にテレビCMとデジタル動画広告を同時出稿し、広告出稿スタート後からその2日後までの購買データを拾って効果検証したものです。


関西エリアでは、テレビのみ接触者より、テレビとデジタル双方の接触者が、実際の購買率が1.8倍に、中京エリアでも同じく1.7倍になっています。これ以外のケースでも同様の結果が出ており、テレビCMとデジタル広告を同じターゲットセグメントに重複接触させることで購買行動を促進させる効果があると考えられます。
このように、実際の購買データでテレビ×デジタルの購買行動への影響を把握することは、テレビとデジタルの最適なアロケーションを導き出すためには欠かすことができないと考えられます。広告主の皆さんは自社ブランドでは、テレビとデジタル双方接触者がテレビだけ、またはデジタルだけより実際の購買行動をどれだけ起こしているかをぜひ把握するべきでしょう。