講談社は、読者のオタク的要素に着目したインターネット広告配信プラットフォーム「OTAKAD(オタカド)」の広告配信ロジックをアップデートした。
同プラットフォームは、講談社の各ウェブメディアの読者による記事閲覧データを基に、独自に開発したAIによって閲覧記事の傾向から趣味趣向を指数化。読者の「オタク」度合いを解析し、広告主の要望に添った広告配信を行う。
今回のアップデートでは、行動履歴などのデータに基づき、広告主が要望するターゲットに類似したユーザーの算出ができる「類推機能」を追加。これにより、ターゲット予備群を拡張し、新たな見込み顧客への配信が可能となる。
また、広告クリエイティブをクリック・表示・コンバージョンした接触ユーザーのデータを蓄積し、同一ユーザーへの重複配信防止や次回キャンペーンにおけるデータの利活用など、中長期の広告配信を見据えたリマーケティングを実現する。
そのほか、最短1日前のアクセス履歴に基づくユーザーセグメントの作成や、タイアップ記事に訪れたユーザーの行動履歴に基づく広告配信、読了ユーザーの分析などを新たな機能として提供する。
【関連記事】
・講談社、VOCE公式InstagramにてRICHKAを活用し動画発信を強化 エンゲージメント向上へ
・ソケッツ、集英社に感性メタデータの提供を開始
・アカツキと小学館集英社プロダクションが共同事業を開始 TikTok発のライツビジネスに取り組む
・集英社、MAQUIA ONLINEほか主要Web媒体でアドベリフィケーション対応を開始
・ノンフィクションのサブスク型サービス「SlowNews」に新潮社がコンテンツを提供 同社初の取り組み