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ウェザーニュースの急成長を支える、Growth Hackチームの取り組みに迫る


3ステップの改善で売上、DL数、有料会員数が大幅成長

――では、これらの取り組みによって得られた成果を教えてください。

石橋:Growth Hackチームを立ち上げて以降、順調にアプリのダウンロード数、有料会員数は増加しています。そして、それにともない売上も増えています。有料会員ビジネスだけでなく、広告ビジネスでも良い影響が得られています。

――Growth Hackチームでの取り組みを通じて得られた知見や学びはありますか。

丹羽:マーケットの情報を運営にきちんとフィードバックしていくことが重要だと感じました。たとえば雨雲レーダーのアクセス数が増えている、特定の機能を訴求するテレビCMが放送されるなど、ウェザーニュースの中で利用が高まりそうな機能に関する情報を運営と開発が把握することで、機能改善の優先順位が付けられ、サービスの満足度の向上につなげることができました。

 また、予報が外れたときも何が問題だったのか、改善点はどこにあるのかを細かく探し、改善し続けています。そういった日々の取り組みが会員増加につながると感じました。

石橋:本当に日々の細かい改善の積み重ねがサービスの成長に直結します。たとえば、東京湾で飛んでいる飛行機を雨雲レーダーが雨雲として認識してしまうことがあるのですが、弊社のエンジニアはそういったノイズをカットするための開発に取り組んできました。そういった改善の積み重ねを、エンジニアとオペレーション、マーケティングが三位一体となって行うことが、グロースハックに求められるのだと思います。

圧倒的国内一の天気予報サービスに

――最後に今後の展望を教えてください。

丹羽:天気予報は多くの方が利用するサービスだと思いますが、使っている方の多くは天気予報が知りたいのではなく、天気が自らの行動に与える影響を知りたいのです。そのため、今後も天気が実生活に与える影響が見えるようなサービスをどんどん開発していきたいです。

石橋:天気予報サービスの中で圧倒的国内ナンバーワンを目指していきたいです。まだまだ国内でのユーザー増加の伸びしろはあり、直近の成長スピードを見ると日本のほとんどの方がウェザーニュースを使う状況まで到達できるのではと思っています。

 そのために、Growth Hackチームで日々の改善を着実に行っていきたいです。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2021/10/12 23:30 https://markezine.jp/article/detail/37417

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